2009.1.3.
順番からいうと、オンコジーン(発ガン遺伝子)の発見や、
遺伝子治療・がんワクチンの失敗の山の歴史、、、
というところだったのですが、正月ですからねえ。
しばらく、歴史ものシリーズでいかせてください。
今の医療制度を語るのに、GHQは避けて通れないのですが、
では、GHQ以前の日本はどうだったのか。
危機に直面し、情報を集め分析し、諜報を仕掛け、先手、先手と
手をうち、勝負どころでは、迅速に行動を起こす。
一度、筋目を決めたら最短最速で突き進み、
ぶれたり、揺らいだり、迷ったりはしない。
戦争でも、がん治療でも、基本は同じです。
危機に遭遇して、うろたえたら、策を誤ります。
無駄な手をうちまくっても、却って結果は悪くなります。
ANK療法の効果は何%ぐらいですか?
と質問されると、これは駄目だ、と思うのですが、
治療法ですから、あくまで道具です。
どう使うか、です。
それはお医者さんが決めることかというと、
お医者さんは、治療プランの選択肢を提示するのであって、
どうするか、最後に決めるのは患者さんです。
道具は使い方を間違うと、威力を発揮しません。
使うなら、ちゃんと使って欲しいのです。
戦艦大和の攻撃力は、何%有効でしょうか?
と質問するのと同じようなものです。
(喩えになってないですか?)
状況、友軍、相手、戦術、、、、
破壊力はもってますが、
色んな要素で、威力を発揮できたり
できなかったり、です。
私たち、日本人は、かつて歴史の転換点において、
危機的状況を見事、突破してきた民族としての血を
受け継いでいます。 正確な状況判断と合理的精神、
強靭な意志を発揮した最たるケースの一つが
日露戦争ですが、まず、日露戦争につながるヨーロッパとの
前哨戦としての、戦国時代、幕末の状況について、
重要ポイントだけ、書かせてください。