弊社では、京都に細胞培養センターを所有し、
① 標準治療による激しい合併症を発症しておられ、
➁ 自由診療である免疫細胞療法を選択した場合、
③ 免疫細胞療法と分子標的薬等の併用を望まれても、
京都にはiPSの研究拠点もあり、新しい医療を実際の臨床に
細胞医療の世界的中心を目指す京都にて、
保険診療と保険外診療の併用については、
① 患者に対して保険外の負担を求めることが一般化し、
患者の負担が不当に拡大するおそれがあることや
② 安全性・有効性等が確認されていない医療の実施を
助長するおそれがあることから適切ではなく、
一定の適切なルールを設定し、その枠組みの下で
実施することが重要であると考えている。
新規の医療技術に関しては、将来的な保険導入のための評価を行う目的で、
安全性・有効性等が確認されたものについて、保険診療との併用を
認めているところであり、このような制度を適切に活用して
対応していくべきものと考えている。
まず、①ですが。
患者の負担が不当に拡大するおそれがある、、、????
今、実際に、標準治療ではどうにもならず、
自由診療を求めている人が多いのです。
混合診療規制があるが故に、
保険を使えるはずの検査や、
合併症の措置まで全て自由診療となり、
患者さんは、高額の費用負担を強いられているのです。
「拡大するおそれ、、、」ではなく、「今、不当に高額医療負担」を
強いられているのです。
➁について。
安全性・有効性が確認されていない、、、、というのですが。
標準治療は、確実に重篤な副作用を招きます。
つまり、安全ではないことが確認されているわけです。
有効性はどうでしょうか。
遠隔転移を伴う末期進行がんの5年生存率は、胃がんなら
3% (100人に97人が亡くなっています)、概ね、数%程度の
生存率しかなく、しかも、「生存」といっても、辛うじて生命を
維持している方が大半です。
最新の新薬のエビデンスというのは、
(従来の標準治療) vs (従来の標準治療+治験対象の新治療)
この両者を比較して、生存期間が、2-3ヶ月延びれば、
「効果あり」としています。 大体、治験を始めて2-3年以内に
患者さんは、殆ど亡くなられるのです。 その中でも、1月、2月、
寿命が延びたことをもってエビデンスとしているのです。
科学的に物を考えるならが、(何も治療しない) vs (新治療単独) を
比較すべきですが、そのようなデータは殆ど存在しません。
これでは、いつまで経っても、従来の標準治療が否定されたり
再評価されることがありません。 標準治療同士を比較して
1月延命、2月延命と僅差の勝負を演じているのですから。
しかも従来型の標準治療は、短期的な腫瘍縮小効果をもって
エビデンスとし、承認されてものです。 現在、一時的な腫瘍縮小効果は
エビデンスとして不適切とされています。 効果証明の原点が崩れているのに
何故、再評価・承認取り消しにならないのでしょうか。
安全性と効果が確認されていない治療、、、、
極めて危険であり、殆ど効果がないことが確認されている
標準治療よりはマシと思いますが。