藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2009年11月05日

  

免疫

2009.11.4.
東京メトロ(地下鉄)の中吊り広告で、
日本人の4人に1人が結核感染の可能性がある、
というポスターを見かけました。
感染しているかどうかは、検査の感度次第で、
どうとでもなってしまいます。 体中探せば、
あらゆる病原菌が見つかりますから、殆どの人は、
何かに感染している、ということになってしまいます。
別に、菌がいても、暴れなければ問題ないわけです。
それはともかく、日本人の結核感染者数は増加し続けています。
先進各国の中でも、ダントツの感染率とされています。
前回、厚生労働省技官の(私的な)コメントとして、BCGワクチンの
有効性は大規模な臨床試験を行った国際評価により、
不確実と判定されたため、日本以外の先進各国は
BCGワクチンの集団接種を見送ったという、という話を
させていただきました。
さて、日本は、集団接種により、接種率100%という、稀有な国ですが、
それで、結核発生率がダントツに高い。
如何でしょうか、如何に、ワクチンというものが、あてにならないという
明確な証拠の一つではないでしょうか。
そもそも、「ワクチンを射って、免疫をつける」という発想自体が
間違いです。  もちろん、獲得免疫に対して、ある種の免疫刺激を
与える、という効果(感染防止効果ではありません、ある種の反応がある
という意味です)はあるにしても、それに何の意味があるのでしょうか。
健康な人は、結核には感染しません。
私も、アフリカやカリブ海など、結核が大量発生している貧民街や阿片窟、
医療センターなどには、何度も足を運びましたが、先進国からの訪問者で
結核を怖がる人は殆どいません。 BCGを射っていようが、いまいが、
元気だったら感染しないことは知っているからです。
一方、免疫力が低下した人。
栄養失調や、疲労。 たとえば、戦争や飢餓、あるいは、麻薬常習、
または、エイズ感染などによって、免疫力全体が低下すると、
結核に感染する確率が高くなります。
最近のことは知りませんが、エイズの新薬の治験をやっていたころ、
カポシ肉腫や、カリニー肺炎より、結核で亡くなる方が多かったですね。
3割くらいが、結核が命取りになっていたという記憶があります。
つまり。
ワクチンを射ったところで、免疫力全体がパワーダウンしたら、
感染してしまう、そう考えるのが自然でしょう。
結核は、元々、弱った人に日和見感染するものです。
仮に、ワクチン効果があったとしても、体が弱ってくると、
当然、ワクチン効果も落ちるはずです。
ワクチンは、「免疫をつける」ものではなく、
「免疫力が高い」人は反応する、というものです。
免疫力が低い人に、ワクチンを射っても、無反応です。
むしろ、体に異物を入れるわけです。
しかも、自然免疫を刺激する目的で、アジュバンドを
加えてあります。 基本的に、毒を盛る、のです。
体が弱くて、ワクチン毒を排出もできず、反応もしない人は、
ツベルクリン反応陰性ということで、陽転するまで、何度も、
BCGを射たれることになります。
やればやるほど、毒は溜まります。
しかも繰り返し接種してから陽性転化した人は感染リスクが高いのです。
結局、陽性でも感染するのですから、では何のためにやってるのか、ということです。
インフルエンザだって、元気な人は感染しないし、
体が弱った人は、ワクチンの効果如何にかかわらず、
免疫力全体が低下しているのですから、
ワクチン効果があったとしても、吹き飛びます。

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