藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2010年03月30日

  

がん, 免疫

2010.3.30.

なぜ、アフリカミドリザルの腎臓細胞なのか、、、

おそらく、このブログの読者の方々には、そんなことは、どうでもいいことでしょう。

申し上げたいのは、「常識」の恐ろしさです。

一旦、「常識化」すると、なぜそうなのか、考えなくなるのです。

日本で常識的に生きれば、2分の1の確率でがんと診断されます。そして、常識的に大きな病院へ行って、常識的な治療法を選択した場合。活発に遠隔転移を起こす進行性のがんであれば、生き残れる確率は、ほぼゼロに近く、しかも、「常識的」な治療の副作用の末路は凄まじいものがあります。

ANK免疫細胞療法の説明を聞いて、こんな素晴らしい治療法がなぜ、普及しないのですか?
と、目を輝かせながら、「とっても不思議ねえ」と、素朴に疑問をもたれる方も多いのです。

「、、、、 なんて答えようか、、、、」 いつも、悶々とします。

とってもいい治療法だから、普及しないのである、だって、世の中、ろくでもないものが、「標準ナントカ」として、「常識化」してるじゃないですか、、、という「正解」は、「人がいい」方には通用しない、、、、

さて、なぜ、これほどまでに多くの人が、がんになってしまうのか

その原因にも、日本人が常識としてきた行動が関係しています。今日は、そこまで、具体的に踏み込みませんが、このブログで一貫して申し上げてきたことは、「常識は疑った方が身のため」ということです。これほど、怖いものはない、と。日本人の二人に一人が、がんになるんですから、常識的に生きたら、半分の確率で、がんになるんですよ。しかも、常識的には治らないんですよ、進行性だったら。

科学の世界の偉い先生方も同じです。常識化すると、考えなくなります。「アフリカミドリザルの腎臓細胞」を使うことは、ある種、常識ですので、なぜそうするのかは、考えないのです。 なので、偉い先生方に聞いても、なんで、アフリカミドリ、、、??? となります。

ましてや、なんで以前は、アカゲザルが使われたか、もう考える人は、いないでしょう。

沢山、捕まるから使っていたのですが、どうやったかというと、密林に火を放つのです。それも、方々から。自然界にも山火事はつきものですが、人間様が起こした火事は、風下へ逃げても
かえって、火の手が激しいのです。必死の形相で、大騒ぎしながら逃げ道を探す、おサルさん達。

そして、少し広場のような空間をつくっておくなり、元々、そういう地形のところに、ネットを張っておくのです。小屋をつくっておき、小屋の入り口から壁をV字に開くようにつなげて、小屋に追い込む構造にする方法もあります。あるいは、地面に大きなネットを敷いておき、火が廻っていない広場に殺到したサルの集団がネットに集まると四隅のロープを一瞬にして引っ張り上げるのです。隙間から逃げないように、ネットの外周付近をぐりると廻しておいた別のロープを引っ張って口を絞ると、おサルさん達は高いところからぶら下がったネットの中に閉じ込められます。

サルを捕まえるのに、敢えて、森に火を放つのか?

熱帯雨林を焼き尽くしてプランテーション事業を展開していたのです。 その時、次手に、おサルさんも捕まえたのです。 確かに、アカゲザルの生息地域は思いっきり狭くなりましたが、絶滅したわけではありません。アカゲザルは、今でも、東南アジアのそこここで生きています。 ところが、こういう楽勝の捕まえ方をできる機会が減ってきたので、「捕まえにくくなった」のです。

アカゲザルは大きくて、賢く、扱い難い、その点、アフリカミドリザルは、小さくて、頭がよろしくない、そういう実験者にとって好都合な一面も、「全面採用」の理由の一つです。

数多いるおサルさん達の仲間の中から、どれが一番いいのか、十分、科学的に検証して、というより、「先生方、これ、安いし、なんぼでも取れるけど」という程度の「業者の話」が大きく物を言ったわけです。

そして、安全という触れ込みで、普及していったアフリカのミドリのサルから、次々に人間にとって危険なウイルスがみつかっていくのです。

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