藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2011年01月19日

  

がん, 免疫

2011.1.19.

ウイルス感染が原因で発症する
白血病や、神経障害とあれば、
まず、感染拡大防止策を講じる
これは当然でしょう。

国内のHTLV-1感染者数 110万人

国がウイルス感染症を風土病だと言ってのけ
20年、調査もせずに放置した結果、
ウイルス発見後30年たっても
これほど多くの方が感染しているのです。

奇しくも、NK細胞の活性化と増殖を同時に
実現する世界初の培養技術が確立されてから
間もなく20年になろうとしています。

米国政府研究機関が実施した大規模臨床試験に
よって、活性化されたNK細胞が、標準治療を
上回る制がん作用をもち得ることが証明されてから
26年が経ちます。 
(当時は、制がん、と言っておりました)

この間、がんで亡くなる方は増え続け、
年間34万人が、最後は、満足な治療も
受けられずに亡くなっていかれます。

NK細胞が、圧倒的に強力な、がん細胞傷害活性を
もつことは、35年前からわかっていることです。
培養が難しいといわれてきましたが、ほぼ20年前に
本格的な培養技術が確立されています。

「がんを治療するなら、がん細胞を狙い撃ちに
 仕留めることができるNK細胞を中心に考える」

これは当たり前です。

他に、どんながん細胞でも
狙い撃ちできるものは
存在しないのですから。

がんワクチン、樹状細胞、T細胞、重粒子線
いずれも、がん細胞だけを狙い撃つことはできません。

国は、HTLV-1ウイルスを野放しにしてきた責任を
やっと認めました。
国民が黙っていると、国家は何もしてくれません。
菅付さんが立ち上がらなければ、
犠牲者は増え続けたでしょう。

では、治療法はどうなのでしょうか。

「ATL細胞を狙い撃ちに殺すことができる
 NK細胞を中心に、ATLの治療法の確立と
 普及を考える」

今度こそ、当たり前の理屈を当たり前に
通さなければ、この国のがん治療に未来はないでしょう。

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