藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2011年05月03日

  

えとせとら

2011.5.3.
 
 
元CIAのエリート工作員「ウサマ・ビンラディン」氏が
古巣の同僚のような存在の米海軍特殊部隊
「シールズ」の攻撃を受け
殺害されたと、されています。
 
米ソ冷戦時代、旧ソ連軍が
アフガニスタンへ侵攻した際、
旧ソ連軍に対する山岳ゲリラ戦を敢行する
目的で、米国CIAは、アルカイダを設立します。
ウサマ氏は、5000人もの要員を抱える
戦闘部隊のリーダーとして「活躍」しました。
 
ここまでは、ごく普通に報道されていた一般情報です。
冷戦時代は、当たり前に報道されていた、
ということですが。
 
そのウサマ氏が、やがてはCIAと闘うことになる
経緯については、映画「ランボー怒りのアフガン」で
描かれている、とされていますが、これは「ウワサ」です。
 
さて、「連合軍」が、イラクへ侵攻した際、ウサマ氏は
米国に対し、メッセージを発します。
ちなみに、日本のメディアは、「多国籍軍」という言葉を
使いますが、英語では、ALLIED FORCE = 連合軍 です。
多国籍軍というと、文字通り、国籍を異にする複数の軍隊が
一つになって戦う、という意味ですが、イラク侵攻は
あくまで、各国の軍が、それぞれの国益を代表して「集まった」
のであって、「連合軍」というべきです。
 
で、ウサマ氏は、米国は他国への攻撃を繰り返し、米国民も
そのような政府を支持している。 それは、自分たちが「攻撃」を
受ける経験がないから他人事で済ませられるのである、
米国民も攻撃を受ける経験をすれば、考え方を変える、
という趣旨のものです。
そして、第一の標的を米国、第二の標的を、米軍による
イラク侵攻を真っ先に支持する意志を表明し、1兆円にのぼる
戦費負担を行った日本であると宣言しました。
 
(↑ これ、報道されています。)
 
欧州各国首脳は、慎重な発言に徹していたのに、
日本の首相は、即、米国支持などと言ってしまうものですから
わざわざ、国際テロの標的とされてしまうのです。
 
9.11事件発生の後、米国はアルカイダの仕業としますが、
これという明確な証拠はありません。 今回のウサマ氏殺害に
ついても、日本のメディアは「容疑者」と呼んでいます。
さすがの日本メディアも、「犯人」とは言ってません。
 
さて、今回、パキスタンに居たウサマ氏を、米軍が攻撃した
としています。中国などを除いて、パキスタン政府には通知を
行わずに、米軍の攻撃が行われたとされています。
 
常識的には、「あってはいけない」話です。
 
よその国に勝手に軍隊を送って、民家や学校も近くにある場所で
銃撃戦をやらかしたわけです。 その際、ウサマ氏本人のみならず、
本人のお子さんも銃殺されたとしています。
 
米国政府は、生け捕りにする予定であったが、抵抗したので銃殺した
と発表しています。  なぜ、スタンガンなど、生け捕りにする際の
通常の手段を取らなかったのでしょう。 
 
容疑者に過ぎない人物と、その家族が、よその国に滞在中に
勝手に軍隊を送って、殺してしまう、、、 この異常な事態が
なぜ、さも当然のような雰囲気で報道されているのでしょうか。
 
いやいや、パキスタン政府も承知していなのである、ということなら
後は、「容疑者」を家族ごと、勝手に殺していいのか、という
問題が残ります。
 
もちろん、複雑な諸勢力の思惑が入り混じるパキスタンで
米軍が事を起こしたことによる波紋がどうなるかは
注意が必要です。
 
なお、米国は、「この人物はテロリストであると思う」だけで
それが誰であっても、世界中、どこにいても、
「逮捕する」ことができるという
「トンデモ国連決議」を通しています。 今回の件でいえば、
明確な証拠がなくても、「こいつは怪しいと、我々は思う」
それだけで、捕まえるまでは、国連決議に反しないのです。
ですが、殺してもいいことにはなっていません。
しかも、この「トンデモ決議」は、米国連邦法には抵触します。
つまり、世界中、どこの誰が、歩いていても、米国は疑った
だけで逮捕できるのですが、米国内に連れ込むと、米国の法律違反と
なってしまいます。国連決議はごり押せても、自分の国の
法律は変えられなかったのです。
そこで、「容疑者」は、キューバのガンタナモ基地へ
連れて行き、尋問していたのですが、余りの悪評に、
ガンタナモ基地への「連れ込み」は中止されます。
ただ、もう一つの連れ込み先であるシリアの刑務所は
閉鎖されたという話は聞いていません。
 
こういうわけのわからないことが、まかり通るのが
国際社会の常識ですが、今回は、単なる「殺人」です。
仮に、9.11の主犯だったとしても、勝手に殺したら
いけません。 
 
ところで、ウサマ氏本人であることは、DNA鑑定で確認された、
と米国政府は発表しています。 これに対し、日本のあるTV局が
米国はなぜか、ウサマ氏のDNAを事前に入手していたらしく、、、
と言ってました。 そら、元CIAのエリートなんですから、当然、
米国政府はウサマ氏のDNAぐらい、保管しているでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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