藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2011年05月04日

  

えとせとら

2011.5.4.
 
 
ウサマ・ビンラディン氏は、サウジアラビアの名門の出ですが、
同氏の兄は、サウジの有力な不動産王として知られ、また、
ブッシュファミリーのビジネスパートナーとしても
知られています。
 
ビンラディン家とブッシュ家の共同事業については、
米国メディアも、いくらなんでも9.11事件が起こっているのに
問題だろう、と、批判が相次ぎ、ビンラディン家が投資資金を
引き上げる旨、記者会見まで開催されています。
日本でも、一般紙に記者会見の趣旨や、そもそも、共同事業とは
どういうものだったかについて、詳しく報道されていましたが、、、。
 
この共同事業について、以前、ブログに書いたら、
「問題サイト」と指定され、アクセスできなくなっています。
新聞報道まとめただけで、問題サイトはないだろうと思いますが、
余計なことは書かないでおきましょう。
 
では、そもそも、サウジアラビアと米国の関係について、
NHKの特集番組の内容を引用しておきます。
 
アラビア半島にイブン・サウドという「頭領」がいました。
職業については、詳しくは書きませんが、ともかく、
武装集団の一種です。
せいぜい、十数人か、二十数人の部下を率い、
CIAのサポートを得て、王宮を占拠、新しい「王国」の建国を
宣言します。 「サウド家のアラビア」という意味の
サウジアラビア王国の誕生です。
その後の両国国家の蜜月関係は、国家成立の経緯からしても
当然の成り行きでしょう。
 
 
ところで、米国政府報道官は、ウサマ氏は、抵抗はしたが
武器はもっていなかった、と発表しました。
最初から、殺害する意図が見え見えではないかと
批判の声も上がっているようです。
当然、そうでしょう。
下手に逮捕したら、「裁判」をやならければなりません。
あくまで、「容疑者」なのですから。
すると、9.11事件の犯人であることを
立証しなければいけません。
もし立証できなければ、
なんで、第三国に滞在中、
勝手にヘリで押しかけ、「拉致」したのか、
と、今度は逆に訴えられます。
 
さっさと、殺害し、「水に流す」
これで後は、「知らない」、一件落着としてしまうのでしょう。
 
ウサマ・ビンラディン氏は、「悪い奴」の代表選手のように
報道されています。 確かに、自ら、テロ活動を予告する
放送が行われたりしています。 (その手の録画映像の
信憑性について、疑問を呈する声もありますが)
かといって、9.11の首謀者であるなどという
根拠は示されていないのです。
なんとなく、悪い者、というイメージが先行し
悪い者なんだから、ヘリで押しかけ、殺しても
さも当然、という報道が行われる、これは異常事態です。
 
米国政府首脳が、実況生中継を見ていたことも大々的に
報道されていますが、如何なる根拠や証拠があって
ウサマ氏が、「悪い奴」なのか。
また、実際に悪い奴だと仮定しても、
「裁判なく殺害されて当然」 
そんなことがあっていいのでしょうか。
極悪犯の死刑でさえ、その是非について
議論になり、死刑に反対する声もあります。
何となく悪い奴らしい、という根拠なき
ウワサ話だけで、いきなり殺される
どこに正義のかけらがあるのでしょうか。
 
一応、「非対称戦」と称し、
国家vs国家の、同じ組織体同氏の戦いが
従来の戦争だったのに対し、9.11の後の戦争は、
国家vsテロ組織という、対称的ではないものになる、
つまり、米国国家とアルカイダの間の「戦争」なのだから
問答無用で殺していいのである、という「理屈」も
あるようです。 
(戦争だから人を殺していい、、、、?)
 
この場合、武器をもっていなくても、「抵抗した」
つまり「降伏の意思表示をしなかった」のだから、
殺しても捕虜の取り扱いを決めたジュネーブ協定には
違反しない、そもそも、アルカイダはジュネーブ協定に
調印していない、、、、  
と、どこまでも米国流の「理屈」はつけるのでしょう。
理屈でいうなら、戦争なんだから、9.11も正当な
交戦行為なのである、ということになってしまいますが、、、
 
 
イラクは大量破壊兵器をもつ、とんでもない「悪い国」
だから、懲罰するのである、と、「遥かに大量の大量破壊兵器」を
もつ米国が攻め込み、何のことはない、イラク国内で
大量破壊兵器はみつかりませんでした。 
結局、やったもの勝ちで、責任を問われることもなく
ウヤムヤのまま、イラクでは
今も大混乱が続いています。
 
ウサマ氏が、9.11の首謀者だというなら、武器ももたない
本人をわざわざ殺すのではなく、捕縛して裁判にかけ、
(極東軍事法廷と同じで、戦勝国による、根拠法令なき違法裁判ですが)
しっかりと、「有罪」を証明するべきでしょう。
 
 
それにしても、「ジェロニモ EKIA」は、本性むき出しです。
KIA は、軍事用語で、 Killed in Action = 戦死 
という意味で、敵味方を問わずに使うものですが、
E Enemy  がつくと、敵を殺した、という意味になります。
 
当然のごとく、米国先住民代表が、「不快の意」を表し、
オバマ大統領に謝罪を要求しています。
 
インディオ、(この言い方もかなりいい加減です。
インド人という意味ですから)が永年、住み慣れていた土地へ
白人が移民しました。 メイフラワー号のメンバーは
全滅しましたが、バージン&カンパニーが送り込んだ
移民団は、インディオから食料をもらったり、助けてもらって
何とか住みつきます。 ここまでは平和的だったのですが
その後、この会社は、北米を植民地として所有し(現在もそうです)、
移住エリアを拡大します。 北米には馬がいません。
当然ながら、インディオは馬に乗れません。
広大な原野を騎兵が走り回り、インディオの生活の糧である
バッファローを、銃撃で、ほぼ全滅に追い込み、兵糧攻めとします。
 
最後は、徹底抗戦を試みた、シャイアン族、スー族、アパッチ族
などを壊滅に追い込み、アパッチ族の酋長ジェロニモを捕縛、
居留地に拘束します。 インディオの居留地では、ウラン鉱石の
採掘がおこなわれ、放射線障害で苦しむ人が続出します。
 
どんなに贔屓目に見ても、ジェロニモは被害者側の悲劇の象徴
ですが、ウサマ・ビンラディン射殺を意味するコード(暗号)が
「ジェロニモ EKIA」でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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