2011.6.22.
国会の会期が70日間延長され、
与党は、電力買取法を成立させる
としています。
太陽光発電はコストが高すぎ
(風力の3~4倍とか、、、)
自然に普及するものではありません。
そこで電力会社に買取義務を負わせるという
法律をつくろうということです。
太陽光発電を最も大きな声で推奨しているのは
管首相でしょうが、他、シャープなどのメーカー陣。
原発の老舗ウェスティングハウス社を買収後、
半導体メモリー部門以外は、殆ど売却した東芝までが
原発は売れんでしょう、代替エネルギービジネスに
活路を見出すと発表しています。
何のことはない、自然エネルギー派は
風力をメインに、地熱などを推していたのが
ここへきて、「原発派」が大挙、太陽光発電を
推しまくっています。
よりによって、最も、効率が悪く、原価が高い
太陽光発電が、日本の代替エネルギーの主役に
躍り出ようとしています。
当たり前ながら、夜は使えない、冬は発電量が
極端に落ちる、夏の昼間でも天候が悪いと使えない。
真夏の昼間、冷房需要時に発電量のピークになるのは
いいのですが、冬の暖房にはあまり役に立ちません。
風力の方も、風が弱い時だけではなく、
風が強い時も使えません。
キロワット数十円単位のコストがかかる太陽光発電の
買取となると、その分、電気料金を上げるのでしょうか。
また、山の中の一軒屋とか、こういうところこそ太陽光発電を
置くに相応しい山小屋などに、太陽光パネルを一枚おいたら
電力会社は、送電線を引っ張って、
買い取らなければならないのでしょうか。
本気で代替エネルギーを確保するなら、
何よりもまず、LNG火力を検討すべきでしょうが
そういう話がさっぱり表にでてこず、
実用性に問題多い太陽光エネルギーを
原発推進派が喧伝している、、、
普通に考えれば、太陽光発電ブームを起こして
それはそれで、ビジネスにするのでしょうが、
ほら、やっぱり問題多いね、原発再開するしかないね、
そういうシナリオがみえみえです。
既に、結局、原発再開しかない、という論陣が
張られています。
代替エネルギーを追い求めるのではなく、
エネルギー総需要を減らすことを
考えるのが、本当の「エコ」と考えますが、
どうしても、現状のエネルギー使用量を
減らさない、というのであれば、
LNG火力の発電量で原発分すべてをカバーし
かつ、炭酸ガス排出量を減らす方法もあります。
(続く)