藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2011年06月25日

  

えとせとら

2011.6.24.
 
 
日本では、唐突に太陽光発電を持ち上げた
管総理が、一般受けし易い自然エネルギーを
電力会社が買い取る法案を通し、あわよくば
原発反対を旗印に解散総選挙による総理再選を
目指していると取沙汰されています。
 
解散総選挙なら、確かに一度、「辞めた」
ことになりますから、公約を果たしたことになります、、、
というのが政治家の理屈なんでしょう。
 
丁度、夏場電力需要のピークを迎え
やっぱり原発でなければ、と、
一気に原発再開まで持ち込むのか、
国民に停電の不便をかけさせておいて
やっぱり、太陽光!! とやるのか、
思惑が錯綜するのでしょうが、
震災復興に向かうべき非常時に
馬鹿げた政治劇はいい加減にしてもらいたいものです。
 
原発はつくるべきではなかった、
だとしても、作ったものはしょうがないのです。
 
作った原発は動かすしかないでしょう。
今後、事故処理や廃棄物対策で莫大な費用がかり
原発技術者も大量に抱える必要があり、
しかも被曝量の問題で、各技術者の現場作業時間に
限りがあります。 
この状況でただ原発を止めてしまうと、
どうやって数十基の原発をメンテナンスし、
将来、廃炉処理を行い、また溜りに溜まった
廃棄物の処理を進めるのでしょうか。
動かせば動かしたで、廃棄物が出ます。
それは問題です。
かといって、止めたところで半減期何億年という半端な
燃料をどうするかという問題が残ります。
原発一基4000億円という地域自治体への
保証金の財源も問題です。
 
 
さて、一方の米国オバマ大統領。
 
第一次戦略兵器制限条約期限切れを迎え
同条約の実質的な延長を趣旨とする
基本的枠組み包括合意のメモランダムに調印し、
旧式核兵器の自然減以上に戦略兵器は削減しないことを確約しながら
帰路、その足で、一般人メディア向けには、
核兵器削減を目指すと演説しながら
中央ヨーロッパを回っている際、
ノーベル平和賞を受賞します。
 
 
オバマ氏は、
「核兵器削減」と同時に
「原子力発電の推進」を訴えました
 
そこで、核弾頭の原料になるプルトニウムを
量産できる高速増殖炉は普及させず、兵器転用が
困難な軽水炉を普及させ、核エネルギーの平和利用を
目指す「善良な」国家には、安定的に核燃料を
提供しなければいけない、よって、低濃縮ウランという
核兵器にはならず、軽水炉の発電に使える燃料を
一手独占的に供給する体制をつくらなければならない
と、言い続けます。
 
そして「フクシマ」の直後にはTVの前で
次世代の安全な原発をつくり続けなければならない
と演説します。 (つまり、今までの原発は危険だと
認めたのです) 
 
なぜ、原発なのか? 
それは、炭酸ガス問題があるからだ
 
と、やっていました。
 
 
その舌の根も乾かないうちに、
管首相がサミットで、太陽光発電だあ!!!
と冒頭演説を行う、少し前から、
オバマ氏は、シェールガスこそ全て!!!
と、大々的に宣伝を始めます。
シェールガスは、天然ガスの一種で
燃やすと、当然、炭酸ガスになります。
 
 
炭酸ガス問題がもっとも深刻だから、
安全な次世代原発を!!
と言ってから二か月も経たないのに
原発は難しいが、シェールガスは
素晴らしい、と、炭酸ガスの元になる化石燃料を
各国に売り込んでいます。
 
 
我々、一般人はよっぽど記憶力がないと
思われているのでしょうか。
 
 
 

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