2011.11.12.
TPPの影響をもっとも受ける可能性が
高いのが医療分野ですが、なぜか、最後の
最後に医師会が騒ぐまで、医療関連業界は
沈黙をまもってきました。
さりげなく、TPP騒動前に
最高裁で混合診療規制は適法との判決を
済ませてしまって、その直後から医師会が
騒ぎ始めたわけです。
TPPは、単に関税を撤廃するだけではなく
規制緩和や自由競争の促進という趣旨が強く
当然、日本特有の規制も撤廃を検討する
可能性があります。
それにしても、ろくな議論もなく
強引に参加決定というのは相変わらず
国民不在です。
厚生労働省も、いやあ、よくわかりません、
ええ、外務省の方からは、これしか聞いてませんので、、、
というコメントの連発で、具体的な影響の可能性について
これといった見通しは発表されていません。
TPPは米国の意向を押し付けるもの、との
批判もあり、また、日本の外交には主体性がない
と、よく言われますが、ではなぜ、そうなっていく
のでしょう。 (続く)