2012.1.10.
人類の進化の歴史の連載が
途中で止まったままになっています。
アフリカ大陸の大半が海中に没した時期
おおよそ、6~8百万年前(諸説あります)ころ?
ポツンと大海に浮かんだダナキリ島の浜辺に
生き残った類人猿のメスの集団が集まり
海中生活、正確にいうと海辺での生活を始めた。
人類水生起源説について紹介させていただきましたが
今のところ、この説以外に、科学的に妥当な状況証拠が
そろっている説はありません。
いわゆる、ターザン仮説、オスの類人猿がサバンナで
メスに獲物を運ぶために二本足で立つようになったという類の
話は、ほとんど子供ダマシのおとき話に過ぎません。
ちなみに、人類の定義は、「直立二足歩行(を常態とする)」です。
これ、ありそうで、他の生き物にはない特徴なのです。
化石で確認できる限り、人類が直立二足歩行を始めたのが確実な
450万年前から200万年前まで、おおよそ250万年の間、ほとんど全く
骨格上の変化がみられず、単純にサルが二本足で立つようになった
以外の進化はおこっていないのです。
脳の大きさも手足の長さもサルと同じです。
すると、サバンナで二本足を「常態」とするメリットは何一つ、
説明がつかないのです。
四本脚の方が遥かに有利で、たまに二本足になる必要があるなら
サルでもそれ位のことはできるのです。
一方、人類、特に女性は、様々な水性哺乳類、それも海生の
水性哺乳類に共通の特徴をもちます。
涙を流す、皮下脂肪がある、体毛が退縮、気管支に弁があり
水中でも肺に水が入らない、顔を水につけると自動的に脳と
心臓以外へ向かう血管が狭くなる、赤ちゃんにいたっては
いきなり水中で目をあけて泳ぎ、女の子の赤ちゃんの14%は
水かきがあるのです、、、、、、
犬や猫は決して涙を流しません。
皮下脂肪もありません。
涙は海水を取りすぎ、塩分を放出するために
濃縮して流すものなので、だから涙は自分でのんでも
しょっぱいのです。
ちなみに、海で暮らすペンギンも涙を流しますが
あれは泣いているのではありません。
ここまでは、おさらいです。