2014.1.1.
新年、明けましておめでとうございます。
今年は、再生医療関連諸法の施行元年にあたり、
業界をとりまく状況が大きく動く年となるでしょう。
再生医療関連諸法は、実際には、規制強化なのであって
再生医療を実施しやすくなるのではありません。
関連上場銘柄の株価が噴いているのは、規制強化によって
参入障壁が高くなり、一部先行企業の寡占性が高まる、という期待からです。
証券市場では、金融取引の規制緩和は証券市場への資金流入を増やしますが、
業界ごとの個別の規制強化は、むしろ株価高につながる傾向があります。
企業ですので、当然、株主様の利益を考える義務があるのですが、
業界ではおそらく唯一、患者さんの情熱が研究者を動かし、
つくられた会社であり、また、透明感を増す時代にあっては、
患者さんの役に立つ企業が最後は成長すると読んでいます。
今年は、荒波が予想されますが、患者さんのためを最優先に考え、
実行することが、結果的に
株主様へ報いることとなるでしょう。
新年を迎えまして、読者の皆様のご多幸を祈念するとともに、
今年も何卒、ご支援のほど、お願い申し上げます。