2014.3.3.
当たり前のことが当たり前に通る
馬鹿げた作り話は雲散霧消する
ANK療法が普及していくために必要なのは
科学的根拠やエビデンスの積み上げではありません。
がん細胞を殺す能力が圧倒的に高いNK細胞を
がん治療に用いている、のですから、今さら、根拠が
どうのこうのと言われる筋合いはありません。
他の免疫細胞療法の場合は、がん細胞を殺せないか
ほとんど殺せない細胞を用いているのですから、
要するに、訳の分からない話が排除されれば、
自ずと、ANK療法だけが残るのです。
ということで、常々、ANK療法への直接的な理解なり
支持なりが浸透していく程度だけではなく、この世の中全体で
どこまで、馬鹿げた作り話が消えていくのかをみていますし、
また、あれは馬鹿げた作り話ですよ、と、方々で、文書にしたり
話をしたりしているのです。
たとえば、今年は、インフルエンザ対策として、
三種の神器「手洗い うがい マスク」の励行は
すっかり影をひそめました。
およそこれという根拠もなしに、こんな「おまじない」で
インフルエンザが防げると、国をあげ、メディアをあげて
大騒ぎをしていたわけですが、あんなものに、根拠はない
ということは、様々な形で、記事などにもしてきました。
おそらく、多くの専門家も、方々で、同じようなことを
ご指摘されてきたのでしょうが、一昨年、厚生労働省は
これらは、日本特有の習慣で、世界的にも根拠がないと
されている、という事実を認めました。 三種の神器の
それぞれによって、推奨しない、やや推奨する、と
扱いは異なるのですが、
ともかく、声高に三種の神器を礼賛することはやめたのです。
すると、昨年の内に、直ちに追随する自治体もあらわれ
今年は、すっかり、TV番組でも言わなくなり、駅のポスター
からもスローガンが消えました。
病院へいくと、未だに、消毒液のおまじないが置いてありますが
昨年までのような、派手派手しく、インフルエンザ対策のため、、、、
というただし書きはみかけなくなりました。
あれは、神社へお参りする時に、手を洗うのと同じようなものでしょう。
別に意味はありません。それで、心が落ち着くのであれば
やればいいし、どうでもいいという人は、無視すればいいのです。
病院を訪れた人が、消毒液を手にかけて、それで何かご利益があるのか
納得のいく説明を聞いたことはありません。
ところが、この三種の神器が声高に叫ばれた背景について
突っ込んで疑問にもつ人がどれだけいらっしゃるのでしょうか。
ワクチンで予防できるなら、三種の神器は最初からいらなかったのです。
つまり、インフル対策 = 三種の神器 と叫びだした背景にあるのは、
ワクチンに効果がないことを認めた、ということにあったのです。
すると、何も対策をたてていないとなり、責任を問われるので、
じゃ、三種の神器!! とやったわけです。
と、やったところが、日本は、何というアホなことを言うてるのか、と
世界中から、馬鹿にされたわけです。
いまどき、インフルエンザワクチンに「感染予防」効果があると
主張する専門家は、ごく一部でしょう。
厚生労働省も、「重症化防止を目的とする」としてきました。
つまり、感染予防効果はうたわれていない、ということです。
皮下注射された不活化ワクチンの場合、血中中和抗体を誘導するのみ。
ウイルス感染予防には、液性免疫である抗体よりも、細胞性免疫を
誘導する方が重要なことは、業界常識ですが、ましてや、中和抗体では
ウイルスにくっつくだけで、ウイルスを無力化する能力はありません。
さらに、粘膜中にはほとんどでてこないタイプの抗体しか誘導しないので
気道粘膜上皮細胞内で、感染、増殖し、他人にも感染してしまう
インフルエンザに対して、血中中和抗体は無力です。
こんな当たり前の事実に眼をつむり、ワクチン信仰を布教させてきたのです。
どうも、インフルエンザワクチンは効かないぞ、ということは、
一般の人も気づいています。 お医者さんに対する一昨年の意識調査の結果
「感染予防は、免疫力アップが基本で、ワクチンは効かない」という
意見が88%を占めていました。
これには背景があります。
外国産の使いにくい大容量ボトルのワクチンを開業医までが、
無理やり、買わされて、結果的にほとんど販売できませんでした。
怒りくるった医師会などから、責任を取れと、
突き上げられ、困った厚生労働省が数百億円の補正予算を取り、
国がおしつけたんだから国の責任で買い戻す、
という決着をみた事件がありました。
やはり、無理やり、権力で押し付けをはかると、押し付けられた人々が
「本当のことを大声で叫ぶ」ということです。
これは、もっとも国家権力が嫌がることです。
もうワクチン行政で、あんまり無理はできないという
事件の翌年に、子宮頸がんワクチンがもちこまれ
流石に、国は、定期接種を認めず、任意接種とし、
助成金交付は、自治体判断に委ねました。
あとから、法改正を行い、任意接種でありながら
国が助成金を交付するようになりましたが、
安全性の問題で、「推奨」するのかどうか、もめています。
このワクチン、今は、安全性の議論ばかりが行われていますが
それよりも以前の問題として議論すべきは、「効果」です。
十代のうちにワクチンを接種しました、それで、何十年間の人生の間、
子宮頸がんになる確率がどう変わるのか?
そんなことは検証不可能です。
効かない証明も困難ということになりますが、
効く証明はできない、ということです。
効果判定は、実際に子宮頸がんを予防できるかどうかではなく
パピローマウイルス感染への影響で行われているのに過ぎません。
そして、パピローマウイルスの長期間感染持続と子宮頸がんの
発症に正の相関関係が認められるのは事実ですが、因果関係かどうかは
証明されていません。
しかもタイプがたくさんあるパピローマウイルスに対し、
特定のサブタイプのワクチンだけ接種しても、他のサブタイプへの
感染が増えるだけということが明らかになってしまい、
ひたすら、対応するサブタイプを増やしていく
多価ワクチン化がはかられてきました。
あくまで、効くかもしれないですね、
という推測に基いて、接種しましょう、というだけのことで
それに対して、最悪、死亡を含めた、重篤な副反応が、稀ながら
みられる、という事実を、どう考えるか、という問題です。
今のところ、被害に合われた方々のご家族を中心に
「安全性」を問題に推奨すべきでない、とする意見と
接種に伴う心理的な不安など複合的な原因で発生した、、、
(つまり、接種することによって、発生したと認めているのですが)
という屁理屈によって、ワクチンの接種が直接の原因ではないとする
詭弁を弄するグループとが、論点が合わないまま鬩ぎ合っています。
ところで、あんなのほんとに効くの?
エッ? 予防効果を測定したわけではない?
そんなもののために、犠牲者がでても、接種を推奨するわけ、、、??
という当たり前の意見が、強くなってくれば、世の中、さらに透明感が
増してきた、ということになります。