藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

TOP

2015年03月11日

  

えとせとら, 免疫

2015.3.11.
 
 
今日は、東日本大震災の日ですので
まずは、ご冥福と、復興を祈念申し上げます。
 
3月というと、10日が東京大空襲
13日が、大阪大空襲と、大きな災難の日が
続きます。。。
 
 
東日本大震災の時には、
ANK療法受診者が、ほぼ倍増しました。
 
どう考えても、直接、関係ないように思えますが
一つは、他の免疫細胞療法の培地成分の製造に
支障をきたした、ということもあるのでしょう。
 
ただ、患者さんの皆様の声を聴いておりますと
危機で目が開いた、原発騒動を通じて、常識とされている
ことが、如何にデタラメかを痛感し、医療についても
アンテナを広げた、という傾向があったようです。
 
その後、一度、感度が高くなると、元には戻らず
震災から時がたっても、患者さんが減るわけではありません。
 
 
このブログでは、常識とされていることは、通常、おかしい。
誰かの都合で、常識化された、ということが大きなテーマに
なっています。
 
 
医療に関して、国費を大量に消耗しているものというと
前回の書き込みでとりあげたコレステロール悪玉論という作り話、
多少、血圧が高い!ときめつけ、それを高血圧という
病名で呼んでしまう「常識」、
科学的にはまるでナンセンスな
インフルエンザワクチン。 
この三つを、ある種の指標として
これまで、時折、取り上げ、その時点で、常識だったことが
どう変わってきているかにスポットをあててきました。
 
 
ほんとうの話が表にでれば、ANKは輝きを増したように見えます。
元々、輝いているのですが。
作り話がまかり通る世の中では、ANKと他の治療の
区別が曖昧になってしまいます。
 
心療内科で処方されるうつ病の薬や
健康診断と称して実施されている
よく意味のわからない検査など
(健康を測定することはできません)
いくらでも、「ネタ」はあるのですが
定点観測の意味も含めて
今、インフルエンザワクチンは
どう捉えられているのか、を
取り上げます。
 
 
「インフルエンザワクチンに、感染予防効果はない」
 
 
これは、相当、浸透してきました。
 
厚生労働省は、とっくに、この事実を認め
「重症化防止を目的とする」と言い続けてきたのですが
最近では、医師の発言も、少なくとも公的な場で
為される発言を聞いている限り、ほぼ
感染予防効果を主張する信仰は消えてきたようです。
 
 
  もっとも、皮下接種されるワクチンには
  感染予防効果がない、ということであって
  口腔や鼻腔への噴霧タイプのワクチンについては
  ようやく、製品化の動きが加速してきました。
  こっちは、真面目に開発すれば、効果がでます。
  なんで、断言するのかというと、実際に開発していた人と
  協同研究をやったから、知っているのです。
  こちらは、ワクチンのエンハンサーの開発担当でした。
  微量のインターフェロンを一緒に噴霧すると、ワクチン効果が
  高まるのです。
 
 
ただし、皮下ワクチン接種がなぜ感染予防効果を発揮できないのかの
理由はまだ浸透していません。 
 
相変わらず、流行する型の予想がはずれるから、という見方が
多く残っています。 これは、間違いです。 全ての型のワクチンを
うったところで、インフルエンザウイルスの感染を防ぐことはできません。
 
詳しくは、現代書林の「免疫はがん治療の主役」をお読みください。
 
 
 
① 抗原を接種すると抗体ができる
② 抗体がウイルスを排除する
 
①は事実ですが、②は作り話です。
 
 
たとえば、エイズウイルスのgp120抗原をワクチンとして接種すると
容易に抗gp120抗体(中和抗体)が誘導されますが、感染を防げないどころか
エイズ感染を助長します。 これはよく知られていることで、いつまでたっても
エイズのワクチンが実用化されない最大の理由です。
 
この辺りの作り話が生き残っているようでは
まだ、がん抗原を投与、抗体ができる、がん患者が延命する
 
という作り話も生き残れるわけです。
 
 
インフルエンザワクチンの場合、皮下摂取しても
血液中の中和抗体が誘導されるだけで、粘膜まで
抗体がでてこないので、ウイルスと抗体が接触することさえない
なので、最初から、感染予防など無理な話、ということです。
 
だったら、ウイルスが血液まで侵入した時、抗体と接触して
重症化を防ぐのでは、と、「期待」することで
重症化防止を「目的とする」としているのです。
目的としているだけで、実際にできるとは言っていないのです。
 
 
実際には、ウイルスと中和抗体が接触しても、それで
ウイルスがどうにかなることはありません。
むしろ、中和抗体をくっつけていると
免疫システムの攻撃から逃れやすく
おまけに、細胞の中に取り込まれやすくなるので
感染しやすくなります。
だから、エイズワクチンは、「やばい」のです。
 
 
インフルエンザの場合、特別養護施設など
高齢者が集まる施設での臨床成績という
エビデンスがある、とされています。
 
ワクチンを接種した老人は、あまり重症化しないが
接種しなかった人は、重症化リスクや、死亡リスクが
顕著に高い、というものです。
 
 
こういうひっかけが多いのですが、明確なバイアスが
かかっています。
 
接種した老人は、「元気」だったから接種できたのです。
 
接種しなかった老人は、「病弱」で、接種できなかった人たちが多いのです。
 
 
どちらが重症化しやすいは、明白です。
 
 
 
この程度の、つくり話が、まだ生き残っています。
でも、やがて時間の問題で、
 
「昔は、インフルエンザワクチンなんてものを皮下接種してたんだってねえ」
「へえ、昔の人は、そんな迷信を信じていたんだ!」
 
という会話がもたれる日も近いことでしょう。
 
 
 
 

>>全投稿記事一覧を見る