藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

TOP

2016年12月26日

  

えとせとら

2016.12.26.

 

 

 

安倍首相が真珠湾を訪問される時期に

オアフ島空襲前に、宣戦布告を通告しなかったのは

日本の外務省の意図によるものだった、という

説が報道されています。

 

研究者が自説を発表するのに、いつやろうと

それは自由なので、とやかく言いたくはないですが

日本の首相が訪問する時に、何もそういうこと

言わないでも、と、私は考えます。

 

別に自民党を支持しているわけではありませんが

どこの支持であろうと、国を代表して首相が

敗戦相手の国の元首と会うのですから

「国益」を考えて行動するのが筋、と考えます。

 

もちろん、今回の首相訪問で何かが起こるわけでは

ないでしょう。

オバマ大統領が現役の間に

まだ大統領に就任していないトランプ氏と会談など

とんでもなく「失礼」なことをしたのですから、

お詫びも兼ね、オバマ大統領と

最後のパフォーマンスのお付き合いをする、、、

こういう話に発展的な要素はないとは思います。

 

 

私自身は、開戦前の当時、駐米大使館にいらっしゃった方の

御親族から、実は、こういうことでした、というお話を

聞いているのですが、これを話すと誰のことか

わかってしまいますし、その方も、外交上は

公にしない方が日本の国益には適う、とお考えで

具体的なことは書けません。

 

 

ともかく、実態は、「当然」、「奇襲」です。

 

 

 

「騙し討ち」したのではありません。

 

「奇襲」したのです。

 

 

もし、いろいろとあったけど

やっぱり仲良くやりましょうよ、と

政府首脳クラスが搭乗する戦艦が

真珠湾を訪問し、式典の最中に

突然、砲撃を開始、米空母を撃沈したら 、、、

こういうのを「騙し討ち」といいます。

 

宣戦布告せずに、空襲をかけたのですから

単なる奇襲です。騙し討ちはしていません。

 

 

トムクランシーの有名な小説「日米開戦」では

太平洋で、共同軍事演習中の自衛隊のイージス艦が

あ、ごめんなさい、本物の魚雷、間違えて撃ってしまいました。

お宅の空母に当たるかもしれません、、 といって、

米原子力空母を雷撃してしまいます。

潜水艦は、まあ、こっそり始末すれば、

潜っているので、やられましたという通信もできんだろう、

とこれも演習中に、いきなり魚雷をうちこみ、

米原子力潜水艦を沈めてしまいます。

え? 一緒に演習していた米潜水艦ですか、、

さあ、どこへいったんでしょうねえ、、、と

すっとぼけます。

 

 

こうして、あくまで「事故」ということで

戦闘が進み、宣戦布告なく、民間機は何事もないように

飛び交いながら、双方の艦艇や航空機が次々に

事故で失われていきます。

 

 

こういうのを、「騙し討ち」というのです。

 

 

ちなみに、最後は、JALのジャンボ機が

乗客を乗せたまま、ホワイトハウスに

突っ込みますが、これは、9.11より前に

発表された小説ですので、見事な予言であったと

評価されています。

 

 

 

 

戦争はやってはいけないことですが、

どうしても、やるなら、奇襲がいいに決まっています。

 

戦争は当然、反対ですが、かといって

憲法に「平和」と書いておけば

どこも攻めてはこず、平和が維持されると

思うほど、甘い幻想は抱いていません。

攻めてくるやつは攻めてくる現実の中で

特に、オアフ島攻撃のころは、

すでに、「欧州戦役」が始まり、

アジアでも、宗主国のオランダやフランスが降伏

これらの国が領有権を主張していた地域を

巡って、もめないことはあり得ません。

 

 

 

どこの誰が、虎の子の空母機動部隊が、

敵機の大群が活動拠点とする

軍事拠点のすぐ近くにいるときに、わざわざ、

これから戦争しますからね、などと「アホ」な

ことを言うでしょうか。

 

 

奇襲に決まっています。

 

 

黙って、やるべき、です。

 

 

第二次世界大戦は、いつから、どこで、始まったか、、、

非常に複雑な経緯をたどります。

 

正式な宣戦布告ということになると

1939年、英連邦が、ドイツに対して

宣戦布告を行ったのが「はじまり」ということになります。

 

直前、ドイツ軍が、ポーランドへ侵攻し

ポーランドと同盟関係にあった英連邦が

条約通りに、対戦相手であるドイツに対して

宣戦布告をしたものですが、英軍はまったく

やる気がなく、空から、同盟国への「支援」と称して

何のことはない、ドイツ軍陣地に補給物資をパラシュートで

ばら撒きます。

 

示し合わせていたソ連もポーランドへ侵攻しますが

英連邦は、今度は、ソ連には宣戦布告をしません。

 

全く、デタラメなのです。

 

 

ポーランドを仲良く、ソ連と分けたドイツは

その後、1941年、ソ連領へ突然、侵攻します。

当然、奇襲です。

宣戦布告などやりません。

 

戦争をするのに、どこもまともに

これから弾をうちこみますから

準備しといてください、などと宣告してから

侵攻するなど、馬鹿なことは考えません。

 

まず、撃ち込み、進撃し、それから対外的に

いろいろと発表をします。

 

 

日本は騙し討ちをやった悪い国、なんて

まったく意味のわからない言いがかりに過ぎません。

>>全投稿記事一覧を見る