藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
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2017年06月04日

  

えとせとら

2017.6.4.

 

 

 

詩織さん事件は

ネット上や、週刊誌上で

ずいぶん大きく取り上げられて

いますので、詳細は省きます。

 

レイプ被害にあったとする女性が

不起訴処分を受け、検察審査会に

不服申し立てを行い

実名、顔出しで、記者会見を

行った、というものです。

 

 

この事件、相当なインパクトを与えていると

感じております。

 

事実関係については、かなり裏があるのかもしれません。

 

本当のことは外部からはわからないですが

女性の主張の通りであってもなくても

相手の男性の主張の通りであってもなくても

事実がどういうものであったにせよ

大きな波紋を投げかけ、人々の意識を

変えていくきっかけになるのではないでしょうか。

 

 

まず、この女性、記者会見に臨む際に

リクルートルックがいい、とかいろいろと

言われたそうですが、

しっかり濃いめのメークを整え、

胸元が開いた衣装で現われました。

批判の声もあったそうですが

それは「織込み済」である、と。

 

レイプ被害女性はこうでなければならない。

それは裁判の際の心証をよくする、とか

戦術論ということではなく、あくまで

「世間のイメージ」を被せようとする

意見が多かったそうです。

 

本名といっても、苗字はご家族のご意向で

伏せたとされていますが、特に妹さんが

傷ついた、あるいは傷つく、、、

妹さんご自身がどうかは詮索しませんが

レイプ被害女性の妹であること、

それでもし何かが不都合であったり

嫌な思いをするのだとしたら

肉親がレイプ被害にあったことそのものではなく

自身が、被害者の肉親であるということで

何か、ネガティブな思いを他者からさせられるとすれば

これは明らかに、おかしいわけです。

 

なんで、被害者や、その家族が

気を遣って生きなければいけないのか。

 

被害者の方が、更に二次的、三次的に

精神的な苦痛を負わされていくのは

どう考えても理不尽です。

今回の事件は、この点に一石を

投じています。

 

レイプ被害女性が、戦闘服に身を包み

法令違反にならない範囲の何か、武器に

近い物をもって記者会見に現れても

徹底して、セクシーに現われても

リクルートルックで現われても

それは本人の「自由」です。

 

いちいち、被害者らしく、しおらしく

大人しく、しょんぼり、弱いようにふるまえ、、、

全部、余計なお世話です。

 

堂々と語ろうが、涙を流そうが、それも

すべて自由です。

笑顔で話せば誤解はされるかもしれませんが

それとて自由です。

今度は、こっちが、やっつけてやるんだ、と

ニコニコ話しても、それも自由です。

そんな心境の人はいらっしゃないのでしょうが、

いらっしゃるのであれば、それも自由という

ことを申し上げたいわけです。

 

事件現場でグラビアを撮った?

という話が、本当なのかどうかしりませんが

そうだとしたら、すごいプロですよね。

どっちでもいいんです。

その人がその人らしさをだしているのだとしたら。

 

 

「世間が許さない」

 

昔ほど言わなくなりましたが

訳がわからないですね。

 

誰のことを言ってるのか。

 

いや、あんた、そんなん世間が許さへんで!

子供のころからよく言われましたが

そう言ってるあんたはどうよ?

いや、私は別にいいけど、世間がダメって言うから。

 

これ英語に翻訳できないでしょうね。

 

まったく意味が通じないと思いますよ。

理屈にならないですから。

 

 

世間というのは、この世とあの世の間

という仏教用語なんだそうです。

 

 

なんか不気味ですよね。

 

この世でもなく、あの世でもないんだから

じゃ、なんなのか、、、 あの世もよくわからないですし

そんなものは存在しないのでしょうが、あの世でもない

この世との間、、、????

 

キリスト教には、あの世という概念はありません。

あくまで、「この世」です。

 

 

あとから、地獄というキリスト教とは何の関係もない

概念が入り込んでいきましたが、聖書には一切

あの世は登場しません。

 

 

こういう、って、こういうというのも

よくわからないのですが、あの世だの

あの世とこの世の間の世間など

こういうまったく訳のわからないものを

気にして生きる。

 

ものすごく 変! です。

 

 

そんなもんで、女性が余計な気苦労をしている

まあ、男性もですが、まずは、レイプ被害という

人が深く傷つく、詩織さんのおっしゃる

「魂を殺された」 (魂が強いから、

堂々と世に訴えかけておられるのでしょうが、

その時は、殺されたような状態だったのでしょうか)

という極端なケースが、「世間を騒がせ」、

実態のない化け物なんか気にしないで

自由に生きる社会を創っていく

そういうインパクトをすでに

与えていると、感じております。

 

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