たまにはシンプルに短いのを。
厚生労働省から6月の人口動態統計(速報ベース)が発表されています。今後、若干の修正が加わりますので、数字は差し控えますが、ご興味のある方は以下をご覧ください。
要するに、5月に続き、6月も日本人の総死亡数は「減少した」ということであり、新型コロナウイルスで大騒ぎをしていますが、実態としては「何も起こっていない」ということです。
人はどのみち死を迎え、毎月10万人以上の日本人が命を亡くされ、肺炎で亡くなられる方もいらっしゃり、その際、新型コロナウイルスに感染していた人が何人かいらっしゃる、のですが、統計上は変化がないどころか、むしろ亡くなる方は減っている、のです。
感染症の確定診断は亡くなった方全員を対象に厳密に実施することは現実的ではなく、新型コロナウイルスに感染しているものの、他の疾病の方が深刻だった方がいらっしゃるかもしれず、逆に、新型コロナウイルス感染が発見されていなかったのに感染の進行でお亡くなりになり、統計に入ってこない方がいらっしゃるかもしれません。インフルエンザの確定診断ベースの死亡者数は年間700名とか、1000名少し、という数字になりますが、実際には1万人説、3万人説などがあり、正確な数字は出せないのです。そこで「超過死亡数」という人口動態統計に基く、例年に比べて結局、大勢の方が亡くなったのか、少ないのか、をみるのがもっとも不確定の要因を排除した正確な数字と考えられています。日本ではその超過死亡数は4月を除いて、例年を下回っているのです。