2017.12.1.
北朝鮮問題において国連常任理事国間の
思惑の不一致から一気に北朝鮮だけが
孤立する事態を辛うじて回避していたのが
ここへきて一挙に総包囲網が形成されつつあります。
非常にきな臭くなってきました。
そのタイミングで新型ミサイルの
「お披露目」があったわけですが
当然、あんなものが突然できるわけはないので
前々から準備されていて、今のタイミングで
一般報道されたわけです。
とても大きいですね、特に弾頭は大きいですね。
あくまで見ただけの判断ですが
野外走行性能を重視したようです。
以前は、安定性に欠ける液体燃料を使っていたので
発射前にとろとろと燃料注入し、所定の発射台からしか
発射できなかったので、かなり事前に発射の兆候が
わかりました。偵察衛星の周回時間以内に突然、準備して
発射することはできなかったので、内部情報を抜かなくても
発射準備をしていることは丸見えでした。
ここへきて安定性の高い燃料への切替
燃料工場の建設による内製化
固体燃料の活用による「そこらへんの野原」からでも
発射できる体制、と一気に「近代化」を進めてきたのですが
まあ見れば、何をモデルにしているのかはすぐにわかったわけです。
今度のは何がモデルなんでしょうね?
よくわかりませんね、、、
この異常な緊張状態の中で
日本では、お相撲さんが、別のお相撲さんを
殴った話が、延々と報道されています。
当人にとってはたいへんな問題ですが
戦争、核、あるいは難民大量流出となれば
だれがだれを殴ったかは、とりあえずどうでもいいはずです。
この極端にバランス感覚がどうにかした日本独自の報道文化は
異様を通り越して狂気に思えます。
モンゴルの力士が強いのは体格からいっても
そもそも相撲の原型はあちらの方ですので
さして違和感はありません。
モンゴル相撲と日本の相撲は同じではありませんが
2千年前の高句麗古墳の壁画に描かれている
相撲は今日の日本の相撲と見た目は全く同じに見えます。
各地の古い神社にはよく土俵がありますが、
神事の一環として奉納相撲などが行われていたようです。
さて、モンゴル力士の利権なるものが
取沙汰されています。
お相撲さん自身がお持ちの利権については
なんにも知りませんが、モンゴルの利権といえば
これ、というものがあります。
かつて、モンゴルでは自然環境を守り
大量に存在するレアアースと、
バイカル湖そのものは国外ですが
その並びにある湖の貴重な淡水資源について
環境に配慮しない国外資本には渡さないと
一貫した姿勢を貫いていました。
ただ国民の多くが遊牧生活を続けているので
都市ガスのガス管を敷くことは無意味だから
移動式の燃料供給体制を構築することと
あと元共産党の書記長が中央銀行の総裁をやってるので
かなり無理がある、中央銀行を含む金融システムの
構築が急務であるので協力をしてほしいという
話が身の回りを流れておりました。
その後、一転。
かつては中国領内の内モンゴルに限定されていた
レアアースの採掘が国境を越え始めました。
レアアースは実際にはどこにでもあります。
稀に土にある、と書いてレアアースですが
東京の土からもレアアースは採れます。
ところが、微小にしか含まれないものを
濃硫酸、濃硝酸などで焼き、焼成し
膨大な量の有害ガスが発生します。
レアアースの含量が異常に多いのは
海南島ですが、こちらはフェリーが
何隻も就航する観光地ですから
資源は眠ったまま。
人口密度の低いところで
ぼんぼん土を焼くため
ゴビ砂漠の砂塵が有毒ガスを吸着して
黄砂として日本にも降り注ぐ事態と
なっています。 今では中国の自動車の
排ガスも救いがたいほどの問題ですが。
ただもっと大きな利権があります。
世間を騒がせた日本の伝統ある大メーカーの
米国子会社が、放射性廃棄物の最終処分場として
広大なモンゴルの土地の利用権? 利用というか
死の土地として、使えなくしてしまうのですが
これを確保したため、解決不能の放射性廃棄物は
モンゴルへもっていって野原に放置すればいいと
なっていったわけです。 引き換えに金融市場が
整備され、羊と共に遊牧生活を送っていた人々が
突然、ストックオプションがどうのこうの
というバブルな世界に突入しました。
こうして成金が輩出されます。
それとお相撲さんが関係あるのかないのか
それは知りません。