藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2018年05月15日

  

免疫

ウイルス感染症にはワクチンによる
予防が一番と思う人が多いようですが。

数多あるウイルス感染症に対し
ワクチンが実用化されたケースはごく稀です。
しかも実用化されたワクチンの
ほとんどが感染予防効果までは
確認されていないのです。

ワクチンに予防効果があるのかどうか
ウイルスを人間に「ぶっかけて」みる
試験は日本ではできません。
(海外では可能な国があります) 
ワクチンの効果の確認とは血液中の
中和抗体の誘導をみているだけで、
感染予防効果の確認までは意味していません。

インフルエンザワクチンの場合は
永年の使用実績から血液中中和抗体は
誘導するものの感染予防効果はないことが
確認されています。 

他のワクチンの多くが、
栄養状態が悪かった戦後に導入され
今日ではそもそも発症者がいないか
ごく少数となり、
ワクチンの予防効果の検証自体が
困難になっています。

その点、はしかはバリバリの「現役」の感染症です。

どうやら人類は「はしかに罹るもの」のようです。

はしかのワクチンには感染予防効果がみられます。
ただ厳密にいうと子供のころに生ワクチンを
接種することで

毒性が弱い
はしかウイルスに感染している状態を持続
させるものです。


その間は、野生型の重い症状を発症させる
毒性の強いウイルスは感染しません。
ところが、大人になってワクチンとして
接種された弱毒性ウイルスが体内から排除されると今
度は野生型のウイルスに感染し、
症状を発症することがあります。 
結局、何らかの形ではしかのウイルスには感染する
ということなのです。 

子供のうちに野生型ウイルスに
自然感染すれば重篤な症状を
発症するリスクはありますが、
よほどの免疫低下がなければ、
ほぼ生涯、感染しなくなります。 


では、はしかワクチンを全廃すれば、や
がて、はしかの流行は止まるのでしょうか。


そう簡単にはいかないのです。


(続く)



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