日曜日に放送されたNスぺ人類誕生第2集を 録画で拝見させて戴きました。 これはお勧めの内容でした。 大変素晴らしい番組と感動しました。 私たちの直接の祖先である サピエンスと交配もしたと考えられるほど 身近に生息していたネアンデルタール人。 屈強で強力な武器を用い脳も私たちより はるかに大きい彼らが絶滅し 能力的に劣るように思われた 私たちの系統が生き残りました。 内容は再放送なり実際の番組を ご覧いただきたいのですが 人類史における非常に重要な テーマを見事に取り上げています。 哺乳類は基本的に血統の維持に有利な 集団を形成しますが人類のように 原則肉食系の場合は1集団の個体数が 数頭(人)~十数 程度になります。 ネアンデルタール人も非常に濃い 血縁者同士が小さな集団を形成していました。 私たちサピエンスは血統維持よりも 重要な集団形成の「中心」を得たのです。 そして異なる血統が頻繁に交配する 数百人規模の大集団を形成します。 血縁者以外を排除する哺乳類の原則を 超越する「何」に異なる血統の人々は 垣根を越え、互いに集まり あったのでしょうか。 あとは番組をご覧ください。 なお番組ではネアンデルタール人を取り巻く 最近の主要な学説のエッセンスを概ね 取り入れていますがもちろん 確度が高そうな話からそういう考え方も あるかも的なものまで様々なレベルのものが 混同しています。 サピエンスが生き残った直接の理由つまり 優れた点として確度が高いと考えられているのは 次々に新しい道具を発明していったことです。 ネアンデルタール人は頑迷に同じ道具を 使い続けパワーハントによる限られた 「食材」を食べ続けたため環境変化に 適応できなくなっていった、、、 というものです。 ネアンデルタール人にはなく サピエンスにはあった 次々に発明を生み出す「源」 それが血縁の縛りを超えて 人々を一つの集団に結びつけた 原動力と考えられています。