藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2018年10月29日

  

えとせとら

地球温暖化が進むと突然、この10億年来なかった本格的な氷河期に移行する懸念があります。 今、直ちにそうなる確率もゼロではありません。但し、コンピューターシュミレーション上の話です。

 

スーパーコンピューターによるシュミレーションを何度繰り返しても、現在の安定解はスノーボールアース(全球凍結)であり、いつ突然そうなってもおかしくなく、おおむね、7割くらいの確率で全球凍結へ突然シフトすることを示しています。

この10億円間は氷河期といっても赤道付近は凍りついているわけではなく、直近の100万年ほどのケースでいえばインド辺りは「溶けていた」というか凍らなかったわけです。間氷期というのが時々あったわけですが、極地方や高山には氷河が残り、大陸のほとんどの大地からは氷河が後退していきました。 現在の地球環境は間氷期であったとする見方もあります。急激な温暖化で間氷期という見方は消えてきましたが。 

 

全球凍結は過去に2回、おそらくそれ以上あったのでは、と考えられていますが、最後にあったのではと考えらているのが10億年より少し前です。欠片のような証拠からの推論ですが。 海面から水深1000メートル以上凍りついたと考えられています。水の比重は温度が下がるほど大きくなりますが、4度C(真水の場合)で比重は最大となり、0度Cより重くなるため「上」が凍りついても、「下」は凍りつかないという「幸運」に恵まれました。 そこで生命は生き延びたと考えられています。

 

全球凍結状態は真っ白な鏡のような氷面が太陽の熱を跳ね返し、巨大彗星の衝突など何かビッグイベントが起こらない限り、そのままの状態が続きます。

 

氷に閉ざされた深海の中で酸素が蓄積され、大量の酸素が必要なコラーゲンが生成されて細胞同士を糊としてくっつけ、ただ同じ細胞のコピーがシート状にくっついただけのエディアカラ動物群が誕生する準備が整ったと考えられています。

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