このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。
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「がん特異抗原をターゲットに、がんを攻撃する」という幻想は
時代を超え、形を変えて繰り返し現われ、泡と消えていきます。
どこかに予算の雨が集中する、ということは、その周辺は
日照るのです。 馬鹿げた研究に予算を集中すると、
有益かもしれない研究が最初から足切りされ、予算が
廻ってこないのです。
米国は特に極端で、その時々の時流に乗らないと研究ができません。
基礎研究費の95%とか、いや98%という人もいますが、
大半の基礎研究費が、国家予算によって賄われており、
民間企業や個人の資金が基礎研究に廻ってこないのです。
少し考えれば、最初から無理と分かる幻想治療法に国家のリソースを
投入するので、がん治療の決定打が世の中に普及していかないのです。
ひっそりとNK細胞の培養を研究する、ということは、
周辺の豪雨を尻目に、たまたまオアシスを見つけるか、
自分で井戸を掘るか、サバイバルの途を歩むしかないのです。