藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
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2016年11月08日

  

えとせとら

2016.11.8.

 

 

本日は、米国大統領選挙ですが

どっちが勝つのか、微妙な報道がされています。

 

トランプ氏は名だたる大財閥

クリントンファミリーは、

ヨーロッパの資本家が植民地管理に

米国へ送り込んだ代表的な代理人の家系です。

ビルクリントン氏も、ヨーロッパの王家の象徴の花の

名を冠したローズ奨学制度に選別され

本国の名門オックスフォード大学にて

帝王学を学んでいます。

アーカンソーの田舎から突然、大統領がでたような

イメージで報道されていましたが、

最初から、名だたるエスタブリッシュメントです。

 

ヒラリー氏は、その上をゆく存在のような

言われ方をしており、少なくとも、旦那さんより

格上のようです。

 

どっちが勝っても、同じような世界にいる人かも

知れませんが、まあ、ヒラリー氏の方が

 

筋金入り  ということでしょう。

 

 

大統領選挙というと、これはどう見ても

不正投票だろう、という事件がありましたですね。

ゴア氏が大統領になれなかった超々僅差の選挙。

電子システムで集計するのであれば、システムに

細工されると、何とでも集計値を操作できるではないか

いやいや、万全のセキュリティー対策がなされているから

不正はできない、じゃ、なんでセキュリティー対策の

責任者が、大統領候補の親戚なんだ!!! と、もう

どうしようもない泥仕合を演じてましたが、何やら

この便利な選挙集計システムに目をつけ採用した

日本のグループがいたようで、AKB総選挙にも

使われている、、、???

(AKBの件は、かなり適当な情報ソースです、、、 )

 

米国メディアは一方的にヒラリー支持

日本政府も、ヒラリー大統領就任を前提に

動いてきましたが、選挙戦の動向をみながら

TPP強硬採決するしないの攻防が続いています。

 

 

トランプ氏の争点の設定はクリアでした。

 

TPP反対 です。

 

カナダやメキシコと構築したNAFTAの例を

みるまでもなく、TPPは、国境なんか関係なく

活動する資本家の投資活動にとっては最高のものだが

国内の労働需要の減少につながる。

 

選挙戦における多数派工作として、雇用機会の増大

あるいは減少防止は、クリアな訴求力を発揮する

常套手段です。

 

 

ところが、ヒラリー氏

 

え? 私? TPP反対よ、もちろん。。。

 

 

えええ!?!?!?!

という側近の絶叫も関係なく

どこで誰に何を言ったか、細かいことは

気にしない、過去には一切、とらわれない

御性格のヒラリー氏は、あっさりと

TPP反対を訴え続けました。

 

日頃、ヒラリー氏と少人数でお食事をとっておられる人に

どうするんですか? TPP

と聞いたところ、 uum… ur… well….

長い長い前置きのあと、まあ、あれだけはっきり

反対と言ってしまったので、就任後すぐにTPPスタート

とはやれないでしょうねえ、、、

ほとぼり冷まさないと。。。

 

かなり困惑のご様子でしたが

選挙で負けたら元も子のないので

選挙が終わるまではTPP反対派の

ふりをするようです。

 

こうなると、争点なき選挙

ひたすら粗探し合戦が繰り広げられ

とうとう、エリア51に関する極秘メールが

どうしたこうした、とエイリアンとの関係についてまで

報道される事態に至りました。

 

 

日本はTPPがどうなってもTPPが導入しようとしていることを

ひとつずつ個別に実質導入してきたので、いまさら、どっちが

勝っても、淡々とやっていくのでしょうが、隣国にとっては

どっちが勝つか死活問題のようです。

当然、隣国の死活問題は日本にも多大な影響を及ぼします。

 

 

 

ロシアは、天然ガスを輸出して稼いできました。

英国ICIへの独占的供給を皮切りに欧州にガスを売る

これが外貨収入源でした。

パイプ敷いてしまうので、一度、買うと決めてくれれば

安定顧客になります。

ところが、BPやR.D.シェル などが

欧州で天然ガスを掘り始め、

更に、北アフリカでも盛んに採掘が進みます。

 

BPと日揮の大幹部がアルジェリアの天然ガス採掘サイトの

工事現場でゲリラの襲撃を受け、殺害された事件がありましたが

状況からして、犯人が誰かは見え見えです。

もちろん、イスラムがどうのこうの、何の関係もありません。

天然ガスで、儲けたり、損する組織が関与している

そう考えるのが妥当です。

 

さて、化石燃料の最大規模の生産国でありながら

圧倒的な消費国でもあるため、基本的に「輸入」の

ポジションにあった米国が、大々的にシェールガスを

生産、(物は、天然ガスです)今度は、大西洋を越え

欧州市場に殴り込みます。

 

こうなると、死活問題となってくるロシア

 

必死に打開策を探ります。

 

 

ウクライナ問題など、内部問題も抱えるロシアは

という言い方をするとウクライナの人は激怒しますが、

外部問題だろ、と。

ロシアは、古い言い方ですが、「西側」との対立を先鋭化

経済封鎖で締め上げられます。

財政難の折に、なぜ、莫大な資金を要する

シリア介入を断行しているのでしょうか。

 

プーチンにとって、アサド君、友達だから、

そういう理由ではないはずです。

 

何の得があるのでしょうか。

 

 

食い止めるため  です。

 

 

ロシアにとって、イランに事が起これば

大事です。 旧ソ連領を介して陸続きで、しかもそこは

世界だんとつ最大の油田地帯

トルコとも地政学的に対立構造をもっており

こっちもよくもめています。

 

イスラム国は、イラクやトルコからシリアに

侵入しましたが、密接に近い関係にあるのが

米軍というより、米国務省の予算で動く

民間軍事会社。 このラインに近いのは

トランプ氏ではなく、ヒラリー氏です。

トランプ氏は、オバマ氏がイスラム国を

つくってしまったではないか、と

本当のことを言ってしまい

メディアから総スカンを食いました。

 

ロシアとしては、シリア国民の国土の真上に

爆弾の雨を降らしても、ともかく、イスラム国の

飛び火が、中央アジアや、自国の南部に及ぶのは

避けなければいけません。

 

プーチン氏とヒラリー氏は、先鋭に対立する立場にあります。

 

一方、ロシアが天然ガスで稼ぐには、何としてでも

日本に買ってほしい。

天然ガスは、液体窒素で冷やさないと飛んでいく気体ですので

設備が大がかり、輸送も専用船かパイプライン、受け容れ側も

巨大な冷凍タンクが必要、などなど、莫大な設備投資を

必要とし、長期安定的に買ってくれないととても

掘ることはできません。

20年契約とかが基本です。

輸送距離も短いにこしたことは

ありません。

シベリア、サハリン の天然ガスを

共同で堀り、長く買ってもらう、ここはロシアにとって

窮地を脱する活路となりえます。

 

米国は、日本に低濃縮ウランを買わなければいけない

とやってきました。 その代り、核爆弾の燃料を

製造しても構わないと認めています。

日米原子力協定は、来年、更新期を迎えますが

原発問題が迷走する中、シェールガスを日本に

供給するとかしないとか、対日エネルギー政策が

揺らいできました。

 

さて、歴史はどちらへ動くのでしょうか。

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