このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。
TOP > スノーデン氏
2017.6.2.
国会の審議も、メディアの報道も
森友学園問題という
「あれ、何がどう問題なんですか ?」
という問いに、多くの人が答えられないものに
集中している間に、圧倒的にシリアスで
重要な共謀罪法案が、しら~~~ っと
通過していきました。
森友学園問題は、本命から人の目をそらす
煙幕だったのでしょうか。
民進党といっても、元自民党みたいなものですし
民主党政権時代に、消費税増税! で、総選挙!?!?
というあり得ない暴挙に出て、おそらく
世界中、どこの国でも、絶対に負けることが確実な
選挙を仕掛け、その通りにボロ負けすることで
今日の自民党の圧倒的な基盤が確立されています。
今国会の審議において、共謀罪法案成立に向け
民進党が、自民党を全面支援しても、さほど不思議は
ありませんが、今国会では、まったく野党が野党としての
仕事をしない間に、犯罪を犯していなくても、
「やる可能性がある」と、「判断」されただけで
罪を問われてしまう可能性のある法案が成立していく
わけです。
この状況に、スノーデン事件のスノーデン氏
(プラセンタのメーカー「スノーデン」社ではありません)
への注目が再び盛り上がっています。
あまりに有名な事件でしたので
説明は要らない? と思いますが。
CIAやNSAのエリート部員であった
スノーデン氏が、良心の呵責に耐えかね
諜報機関の活動をメディアに暴露したため
大きな波紋を呼び、米国の追及を逃れ
南米へ逃亡途上、立ち寄ったロシアに亡命を求め
「滞在(期限付)」が許可されています。
スノーデン事件については、映画はもう終わったですかね、、、
中々、いい出来栄えの映画だったですが、本もでていますし
日本向けに書かれたのも今年の春に出版されましたし
ぜひ、お読みください。
なお、スノーデン氏が、
すべての通信が傍受されている事実を
明らかにした、
というコメントなり、解説なりが目につきますが
全ての通信が傍受されている、という事実は、
とっくに米国政府も公表していました。
スノーデン氏が明らかにしたのは
テロ対策の目的で、傍受が行われているだけではなく
ありとあらゆる一般市民の活動にまで、
諜報機関の監視が及び、濫用が行われていることを、
これまでの如何なるリークよりも、
詳細かつ膨大な情報量をもって、
さらに効果的にマスメディアから世界に知らせた、
そのインパクトが大きかったことが特徴です。
通信傍受活動「シギント」というのは、どこでもやっている
当たり前のもので、世界規模で傍受された情報を集め管理する
「エシュロン」システムが、大戦中から稼働していたことは
公表されています。 エシュロンシステムの一部を為していた
巨大な「ゴルフボール」がゴロゴロしている三沢基地の映像も
そうですね、いつころだったか、かなり昔から
一般に公開されていました。
イージス艦の大きな任務の一つが
携帯電話などの通信傍受に
あることも公表されています。
一隻で、50万回線分同時、とか、
今はもっとキャパが大きいの
かもしれませんが。
1万トンクラスの巨大な「駆逐艦」に、
チョロチョロっと小さな砲が、1~2門、
ミサイルが数十発、積まれているだけで、
バランスとしては、
スターウォーズの帝国軍よりも船の大きさの割に
しょぼくしか兵器を搭載していない
大きな箱の中に何が入っているのかというと
膨大な情報処理システムの塊が艦内を占めているわけです。
テレックスが重用されていたのは、専用回線だからですが
それでも、回線ネットワークの元締めは存在します。
「傍受」という言い方をしますが、通信システムそのものの
構造が、最初から、すべての通信データを収集できる仕組みに
なっています。 携帯でも、ファックスでも、メールでも
日本の場合は、基幹幹線網XEPHION システムを通ります。
いわゆる第二種通信事業は相当、自由化されても、
基幹幹線網を必ず通ること、
という「縛り」は常にあり続けたわけです。
これは太平洋の海底を通る光ファイバーの基幹幹線網を
通じて、米国のARPAシステムや
その発展型のシステムとつながっています。
つまり、日本の全ての通信は、
米国に筒抜けだということです。
その気になれば、お互い様ですが。
傍受する、というより、
最初から全てを一元管理できる通信システムをつくり、
世界のほとんどの人がそれを利用してきた、ということです。
はじめっから、傍受というか、完全監視状態で
今も何も状況は変わらないわけです。
国際通貨の決済システム SWIFT 抜きには、北朝鮮でさえ
自国がもつドルを動かすことができませんが、現金を
手で運ばない限り、ですが。
当然、米国は(厳密には米民間企業ですが)
その気になれば、SWIFTシステムを
コントロールしているわけですから
北朝鮮の外貨凍結などいつでも可能であり
実際に、「できますよ」と米国政府が
一般メディア向けに認めたこともあります。
米国に北朝鮮を存続させる意志がない限り
北朝鮮は存続できないのです。
お金も、通信も、つくる時から、一元管理可能なものを
つくってきたのであって、
自由に構築された人々の通信システムに後から介入し、
「傍受」しようと努力したのではありません。
全ての通信を傍受するなど、そんなことは、当初からの
織込済なのです。
むしろ、映画スノーデンにも、でてきますが、
「情報の洪水を生み出してしまった」 当たり前ですね。
世界中のすべての通信をすべて傍受し、すべてを
「人間」が解析するのは絶対をつけても不可能です。
とりあえず、ワードスポッティング技術により
特定の単語を使っている通信が、あやしいのかも、と
狙いをつけ、あとは、関連「危険語」をつかっているのか
頻度は、要注意人物との交信はあるのか、可能な限り
システムが自動的に絞り込みを行い、アラートレベルの
高い人物とその周辺については、適宜、人的な解析や
追加の監視システムを発動させる、、、 こういう基本的な
スキームは昔も今も変わりません。
映画「ハリーポッター」でも、忌まわしき邪悪な魔法使いが
力をもってしまい、逃亡を決意した主人公たちが、
あっという間に、居場所を突き止められるシーンがありますが
悪の主役の個人名を口にしたため、
「言葉のレーダー」のような
ものにキャッチされたのでした。
私も、時折、「その名を口にしてはならぬ者」という
言い方をすることがあるのですが
あまりにも忌まわしい
悪の主役の名前を口にするのもおこがましく
言葉にするだけで、
何か、ろくでもないエネルギーが動く予感に
ほとんどの人は、「例のあの人」と呼ぶのに、
そんなことは全く臆せず、堂々と個人名を口にするのは、
反対派の戦士や同調者に限定されるだろう、と。
なので、その名が口にされれば、
直ちに位置まで検出する魔法がかけられ
シーカーが送り込まれてくるのです。
現実の世界では、魔法ではなくて、コンピューター技術が
使われているのですが、発想は同じです。
このブログにも、
ある特定民族の固有の名前は決して登場しませんし
先の大戦のドイツの指導者と書いても、
固有名詞は一度も登場しません。
そういう言葉を使っていると、米国にある
とある協会のデータベースに文書ファイルが蓄積され
アラートレベルが上がっていくからです。
携帯電話など、一番、傍受されやすいのですが
古くから存在が公表されていた「エシュロン」システムの
イメージは、通信電波の傍受なので、
その点、携帯は、それほど遠距離まで電波が飛ぶことはなく
近距離にある中継器に入ってしまい、そこからは
固定通信ケーブルになることが一般的なため
一時は、携帯が一番、傍受されにくい安全な
通信システムということが
よく「ものの本」に書かれてありました。
実際には、携帯とて、基幹幹線網を通るので
すべての交信が監視されているわけですし
その上、位置まで知られますし
利用者の知らない回線(電話番号)が、もう一つ
割り当てられており、これは、電源を切っても
作動可能で、勝手に、盗聴器として、ご活躍して
おられます。 カメラももちろんです。
そもそも、携帯の元になったPHSシステムは
元々の用途が、もっている人が、
どこにいるのかを検出するシステムです。
それで、3か所の中継器と同時に接続し、位置を
割り出していたのです。
もっている人が移動するにつれ、中継器も
切り替えられていくのですが、3か所の中継器と
つながれていれば、移動によって、一つと切れても
通信が途絶えることはありません。
あとは切り替えの迅速性と、中継器の設置密度を
高めていくことで、高速移動通信システムとして
使うことができた、ということです。
FAシステムを導入した工場の場合
世界二大メーカーのFAであれば
FAメーカーは、納入先の工場のすべての
モーターの稼働状況をモニタリングでき
遠隔操作することもできます。
航空機エンジンのメーカーは、航空機メーカーに
納入したジェットエンジンのすべてをモニタリングでき
遠隔操作できます。
ルフトハンザやイラン航空を除いて、
航空会社が運航する旅客機は、フライトを
一元管理されているだけではなく
すべての航空機の操縦を
地上から遠隔操作可能です。
コンビニのレジにもカメラがあり
何を買ったか、ご丁寧に調べていただいているわけですが
子供のころは、こうした仕組みをよからぬものと
思っておりました。
ちょうど、国民総背番号制の議論も盛んでした。
よりによって、推進の立役者のN議員が地元選挙区で
いつもSPが4人ついていました。
今はまあ、そういうもの、と割り切っています。
いちいち、人の通信のぞくなんて、まあ、暇ですよね。
あらゆる通信を監視し、お金の動きを監視し、人の移動を
監視し、街中が監視カメラだらけ、、、
これだけ、監視網を築くと、
つまり、テロは成り立たないことを
示しているわけで、
では、テロって、誰がやっているのか 。。。
答えは自ずと見えてくるわけです。
スノーデン氏は、9.11に衝撃を受け
テロと闘うために、特殊部隊にも志願し
訓練を受けました。
実際には、テロとの戦いは銃を使うよりも
諜報戦がほとんど、と、「業務」内容を
コンピューター技術の応用の方向へ転換した
訳ですが、ここまで趣旨は一貫しています。
では、恋人とのプライベートまで覗き見され
常に個人が監視される世の中に嫌気がさし
精神的に耐えられなくなって、人生の目的を
捨てたのでしょうか。
なぜ、高給を捨て、恋人との生活を捨て
よくて逃亡生活しかない道をなぜ選んだのでしょうか。
テロとの闘いは諦めたのでしょうか。
スノーデン氏は、人生を貫いたのです。
あくまで、テロと闘い、さらにテロを
やめさせるために、告発に踏み切ったのです。
スノーデン氏は、一貫しているのです。