ところが、不思議なことに、アクセス数は減るどころか、
むしろ、ランキング順位が上がっております。
ネタ切れなのではなく、むしろ、ネタ過多です。海外出張が重なり、たまたま、ネットアクセスができないところでしたので、書かないクセがついてしまいました。
ちなみに、今月前半はレバノンに行っておりました。 「NPO高麗」(こうま、と読みます)の活動で行ってきたもので、ANK療法をレバノンで実施しよう、ということではありません。
NPO高麗代表の高麗恵子さんは、古代高句麗王直系です。
何もないところから、愛する人を守るために国を創り上げ、常に襲撃してくる敵を排除し、文化や文明を築きあげた朱蒙(チュモン)「東明王」をはじめ、代々高句麗王の精神を受け継ぐ人です。
「高麗」は、天をこの地に実現する、という建国の精神を表します。常人には真似のできない資質をもって生まれ、いきなり真理を分かりありのまま言葉として表現されます。
私は絶望的な状況、文字通り死に瀕して(一時は、心停止、呼吸停止に陥り、腎機能、肝機能も極端に低下しておりました)、高麗恵子さんに出会いました。 そこから人生が変わり、本音を活かすことで健康を回復し始め、以来、ボランティアとして、高麗恵子さんが主催する活動に参加するようになりました。
NPO高麗の活動と、リンパ球バンクの仕事は直接的には何の関係もありません。 ですが、リンパ球バンクも会社ですから、経営者の考え方や、体質、傾向、日頃の行動と、会社の経営状態とは密接に関連し、同質になっていきます。
会社の仕事と、家庭の生活を頭の中で勝手に分けたところで、日常生活がどういう状態かということは、モロ、会社経営に影響を与えます。 ボランティアで社会活動を行うことも、当然、
会社経営に影響を与えます。同じ人間がやっていることですので、どんなに表面的には関係ないように見えても、全てリンクします。
以前、三菱商事という巨大企業にいた頃、経営者の体質と会社の経営が同じになるなど、あり得ない、それは小さな会社のことだと思っていました。 ところが、従業員組合の活動として、社長対話の担当を3年続け、当時の槙原さんという社長さんと何度も会って話をし、また、会社全体の状況を理解していくにつれ、こんな巨大企業でも、見事に、経営者個人の影響を会社全体が受けていることが、手に取るように分かっていきました。
社員数1万4千、うち、海外が5千でした。 関連事業投資先2000社、連結売上18兆、実質運用資産50兆以上か恐らくもっと巨大だったはずです。 完璧な多国籍企業なので、社員でも実態はよく分かりません。 巨大企業の割には社員数が随分と少なかったですが、それでも、殆どの社員は、会社人生を通して、社長と話をすることなどありません。普通に社員をやっていると、社長がどんな人物で、また、社長がどう会社に影響を与えているかなど、全く、分からなかったでしょう。
ベンチャーキャピタルの投資ファンドの運用を10年やりましたが、その間、数多くのベンチャー企業に接し、やはり、会社経営は経営者個人の性質と同質化していくことは明確に分かりました。 これ、自分が経営すると、わかり難いのですが、それでも見事に自分の体調と業績の変動まで、ピタリと一致しています。
NPO高麗は、文化社会活動を通じ、「真理の探究、真理の実現」を目指すのですが、真理が明らかになること、そして一人ひとりが真の自分を活かし、生命としての本音のまま生きることが「世界平和実現」としております。 平和というと、戦争がないことは当然としても、ただ戦争がなくなっただけで、人々が心豊かに暮らせる訳ではないことは日本の現実を見れば明らかです。
ANK療法はがん患者さんに元気になっていただくためのものです。
NPO高麗は、特に、がんにフォーカスしている訳ではありません。
がん、との関連で言うなら、人が健康に生き、病気にならない社会の実現を目指すものです。
ANK療法は、患者さんの体内の細胞を取り出して、強くし、数を増やして体内に戻すものです。
NPO高麗が行う様々なイベントは、言葉(詩)、音、映像を
等を通して、心の内面の世界を現します。
どういう世界かといっても、本来、目に見えるものではありませんので、経験するしかありません。 ただ、とにかく美しいのです。 もっとも、現代は、本来、美しい心の中に、怒り、恨み、
悲しみなどが詰まりに詰まってしまい、戦争、犯罪、病気が絶えない世界となってしまっていまっています。
革命とは本来、銃をもって暴動を起こすことではなく、「命を革える」、「心の中を革える」という意味です。心の中が変わらない限り、世界が変わることはありません。中東の紛争地域のコアな場所へ行くとよく分かりますが、
ほぼ全員、肉親を殺されているのです。
それも残虐に殺戮されているのです。
先祖代々そうなのです。
ずっと重ね続けた恨みと悲しみが心に満ち、中東で平和を語るものは現実を無視している、と、最初は反発を受けました。 ところが、NPO高麗は、あくまでも美しい生命本来の心の内面の世界を現し続け、心の中の美しい世界を広げていきます。 実際に経験した中東の人々が、これこそ平和実現への途と、今では、いくつもの国が国家レベルで、NPO高麗と対話し、協調してイベントの開催や活動を行うようになってきました。
内面の世界というのは、英語で、inner being と言います。 心の中、胸の内、といった言い方もしますが、心の内面の状態が物質と時空からなる、現代人にとっての「現実の世界」の環境を作り出していくことは、世界の常識です。 モーゼやマホメットが心の中の世界を詩で語り、イエスが言葉で語ったことで、世界が変わり、今日の世界の基礎をつくったことは、どう贔屓目に見ても否定のしようのない事実です。 たった一人の人が何かを語ることで何千年も世界の仕組みの基礎として影響を与え続けてきたのです。
ところが、戦後の日本は、GHQの徹底指導により、内面の世界に関心すら持たないような教育が行われてきました。 数多くの国の指導者達が、このことを特に気にしておられます。
日本は、内面の世界が分からなくなり、精神を失っている。精神を失った国は、程なく滅ぶのは歴史が証明している、日本は大丈夫なのか!? そう真剣に訴えてきます。
レバノン人も、レバノンのことより、日本が心配だ、と真剣に訴えてきます。
内面といっても、気持ちや感情の類にしか捉えない人が多いのではないでしょうか。
NPO高麗が海外イベントを行うときは、国家の指導者や各界のリーダーに歓迎され、国家行事として、ど真ん中の中心地や、決して一般イベントの使用許可がおりない聖地で行ったりします。 何でもあり、余り気にしない日本に喩えようがないですが、仁徳天皇稜のど真ん中に機材を運びこんで行うようなものです。
エチオピアで行った「Cosmic Manufesto」コンサートは、世界最大のマルチメディアイベントとされ、首都アジスアベバの目抜き通りを閉鎖(14車線もあります)、メスケル広場という中心地で11万人を動員、国内視聴者は2000万人、全世界に衛星生中継と、KDDIのストリーミングサーバーに衛星からダウンリンクしてインターネットでも生放送されました。 日本では、僅かにBSフジが放映しただけでしたが。
この国で11万人も人が集まれば、まず暴動だそうです。日頃の貧困など、不満がたまっているからです。それが、この時は、生まれて初めて、本当の幸せを経験した、と、粛々と帰っていかれました。
ところが、日本でイベントを行うときは、前身の任意団体時代に武道館でやったこともありますが、区民ホールに、300人が集まった、というレベルになったりもします。 日本では、内面の世界を現すことが、「それがどうかしたの?」どころが、「それ、なんの話???」 という反応の人が多いのです。
内面の世界を表し、世界を変える、そんなことは、免疫細胞療法よりも遥かに理解し難いことでしょう。 免疫細胞療法だって、本当は目に見えないのですから、ちゃんと理解するのは大変なのですが、、、
次元は違いますが、「がんは免疫の病気」でもあるのに、免疫の力を使って、がんを治療というのは、「妙な話」と思われたり、なんとか認められても「亜流」とみられてきました。
最近やっと、「権威ある」がん治療の先生方に、ボロクソにこき下ろされることはなくなってきましたが、それでもまだまだ、「まあ、副作用はないんだろうけど、効けばいいけどねえ、、??」 という程度の反応の「がん専門医」が多いです。
私にとっては、NPO高麗の活動は、ANK療法普及の原動力になっています。 人が理解するしない、特に権威ある人々が認める、認めないなど関係なく、妥協せずに、真実を貫く。 ANK療法も、数十万人のがん患者さんのうち、年間二百数十人が受けられる程度です。これを普及させていくのは生半可なことではありませんが、やり通すしかありません。
NPO高麗の活動では、「作られた意識」を整理していきますが、これは、ANK療法の普及にも、とても有益で重要なことです。 真実の歴史が時の権力者によって都合よく歪められてきたように、がんと免疫の関係についても、真実が歪められてきたのです。
そこさえ筋を通せば、ANK療法が如何に理に適っているかは自ずと理解されるはずです。
さて、レバノン到着日、会場から数キロのところで大型爆弾が爆発しました。 会場というのは、南隣の国との国境まで22キロの、ティールというヨーロッパ文明発祥の地です。
日本ではテュロスという名前の方が知られているでしょうか。フェニキア9000年の都、古代より、新しいものを創造し続け、美しく、豊かな文明を築き、絶えず、周辺勢力の嫉みを買い続け、ずっと侵略を受け続けた町。 それでも滅ぶことなく今なおフェニキアの精神が生き続けていることは、NPO高麗の活動として現地に行ってみて、はっきりと分かりました。 今回は、一応、全面戦争へのエスカレートは避けられたようですが、一触即発の状態であり、また、2006年のお隣の国の猛爆の跡が生々しく、下手にウロウロすると地雷やクラスター爆弾を踏んでしまいます。 もちろん、わざわざ好き好んで戦場へ行くつもりはありません。
それでも、命を懸けていくだけのことがあるから行くのです。免疫細胞療法への風当りは、昔はもっど酷かったですから、開発医師は命懸けだったと思います。 今、時代が変わり、標準治療の限界が明らかになり、更に、虚構が見え透いてきました。 私はがんと免疫の関係が遥かに認められるようになった時代に、ANK療法普及を目指す企業の経営を引き受けたので、
遥かに楽をさせていただいています。 ですが、患者さんの命が懸かっているのです、戦地へ赴くのとは次元が違いますが、命懸けてやらせていただきます。
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