2009.1.2.
正月早々、がんの話から始めたら、流石に、
がっくりと読む人が減って、ランキング3万位以下に
落っこちてしまいました。
今日は、元旦のボランティア仲間で行った餅つきの話。
もっとも、私はただ眺めて食べるだけで、何の役にも立たないのですが。
団体名は、NPO高麗ですので、
高句麗から日本に伝わった
「餅つき」、を皆で楽しむのです。
ちなみに、高句麗では、正月でなくても
普段から、食事の前に、大福餅を
食べる風習があったそうです。
搗くのは、「IDAKI SHIN」氏、一人なのですが、
全部で、30kg のもち米、15臼を、あっという間に、
純白に眩く輝くお餅に変えてしまいます。
親戚宅などで見た餅つきは、全然、違っていました。
2人から多い時で4人位、大の大人が、交互に杵を
搗いて、まあ、数十回は搗いてると思いますが、
なかなか、綺麗なお餅にはならず、やっとできたと
思っても、結構、米粒が残っていたりしました。
自分でやってみても、米粒が飛び散ったり、
なかなか大変なもの、という印象でした。
ところが、昨日、見ていると、せいぜい十数回
搗くだけで、見事なお餅に仕上がります。
ひと臼搗くのに2分はかかっていません。
できたお餅は、とっても粘りがあり、香ばしく、
食べるとお腹の中から沸々と力わきあがり、
今年、ANK療法をどうやって、多くの方に
ご理解いただくか、と、自ずと考えています。
杵を打ち下ろす速度は、凄まじいです。
インパクトの瞬間は、特に速く、目で捉えるのは
難しいほどです。 TV局のプロのカメラマンが、あの瞬間を
捉えたい、と言って、ご大層な機材を持ってきましたが、
無理みたいですね。
そして、パシンッ!! と、乾いた音が
辺りに響き渡ります。 プロ野球の打球の音みたいです。
米の塊の一部を搗いてるだけなのに、ある瞬間、
全体の米粒が一つになり、真っ白く眩く輝きます。
自動餅つき機も、ハンマーで米を叩くのではなくて、
臼が振動しているだけですが、あれは、研究室に
転がっている、ボルテックスという、日本語で言うと、
超音波式自動試験管内容物混ぜ機?
と同じ原理で、恐らく、超音波の振動の力で米粒を
潰しているのでしょう。
昨日も見ていると、杵で米粒を押しつぶすのではなく、
インパクトの瞬間に、衝撃波が伝わるのでしょう、
米の塊全体が変わります。
この方に経営やサイエンスの基本を学んでいなければ、
今の仕事もやっていなかったでしょう。
昨日は、揺るがない背中をみながら、無駄な動きをせず、
真っ直ぐ的めがけて、最短で杵を搗き下ろす、動きの基本を
体験させていただきました。
このブログ、今のところ、あちこち突きまくってるのですが、
その内、バラバラの米粒が、一つの餅になる、、 はず、、、
光るといいのですが、、
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