このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。
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2011.4.12.
しばらく、間があいてしまいました。
ネット上では、政府の「デマ防止策」と称する
ネット規制について、方々で火の手があがっています。
政府は、流言飛語を監視するよう、ネット運用者に促し、
「適宜対応するよう」という、曖昧なご指導を行いました。
これに対し、そもそも政府が流している情報自体が、デマではないか!
原発は安全だと言ってたではないか、
食べても健康に害はない、出荷は規制する、
何を言ってるのか、さっぱり分からない!?!?
デマが流れる状況をつくっているのは政府自身だ、
と噛み付くご意見も飛び交っています。
この騒動の中、医薬品の通販への規制緩和が
積み残し、先送りになりました。
医師の処方が要らない一般大衆薬(OTC)を販売するのに
ネット通販を規制し、薬剤師がいる薬局での対面販売に
限る、とする、時代錯誤の規制が実施されています。
何を馬鹿げた!!! と、圧倒的多数の反対意見が
パブリックコメントとして寄せられ、政府もしぶしぶ
薬のカテゴリーによっては、離島からの注文を認める、
従来からの継続的なユーザーについては、一部例外を
認めるなど、運用面での移行措置をとっています。
OTC (オーバー・ザ・カウンター)というのは、
医師が関与しなくても、カウンター越しに薬を
買える、という意味です。
一般に、長期間の使用実績があり、
また、医師の処方箋を必要とする
「医家向け医薬品」よりも、成分の量を減らし
ごくごく安全と考えられる、もしくは、発生する
問題を予想しやすい、と考えられるものについて
医師の処方の指示なく、一般人が自分の判断で
購入できる、というものです。
「薬剤師の指導を受けなければいけない」
などという法規制は存在しません。
薬剤師がいる薬局、といっても、誰が薬剤師か
分からないかもしれませんし、
薬剤師が、患者さんの病状を見抜いて、
適切に薬の処方をできる保証もありません。
そもそも医師ではないのですから、
薬剤師が勝手に、「患者」さんの病状を
診断してはいけません。
一般人、病気と診断されたわけではない人が
「これ、ちょうだい!」 と窓口で言えば、
薬局は、薬を売ってしまいます。
ネットで注文する場合、薬局で購入するのと
比べて、何がどう、「危険」だといういうのでしょうか。
中には、ネットでしか販売していない医薬品もあるのです。
いきなり禁止、と言われても、流通ルートに乗せ、
資金回収のシステムを構築し、店頭に在庫をおく、、、
ネットに比べると、供給側に相当な負荷がかかり、
ユーザーも、足で薬局まで行く、という手間がかかります。
究極は、離島の人々で、そもそも買えないではないか、
と大クレームがきたわけです。
ユーザーに不便を強いる
それも、薬を必要とする患者さんに
不便を強いる規制を一方的に導入し
パブリックコメントで猛反対を受けても
未だに、規制を続ける。
原発事件によって、政府が「正しい」と
してきたことが、如何に根拠を欠くものかが
如実に明らかになっていますが、
この状況で、まだ、一般大衆薬のネット規制を
継続するというのは、どういう神経でしょうか。