このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。
TOP > 2月14日
2011.2.14.
6年前の今日
レバノン、ハリリ首相が護送車ごと
吹き飛ばされ、以来、ずっと中東が
不安定な状態が続いています。
バレンタインデーに、この話題ですから、
やっぱり、このブログは変わっているように
見えるのでしょうね、日本では。
今まで、訪問した国は、50国は超えていますが
最高のホテルといえば、レバノン、ベイルートにある
フェニシアンホテルでした。
アガサクリスティーの小説の舞台となった
サンクトペテルブルグのウォルドホフ・アストリアや
リッツカールトン、他にも、部屋の中に図書館が
あるプレジデンシャルスウィートなど、おかげさまで
身分不相応な高級ホテルにも数多く泊まらせて
いただきましたが、(リンパ球バンクの出張は、
大抵、アパホテルのシングルルームです、、、)
「フェニキア人のホテル」ほど
素晴らしいホテルはありませんでした。
美しい海や、国名の由来ともなった白い山々、
9000年前の都市遺跡、美味しい食事に
世界のモデルになっていくデザインの数々、、、、
首相を乗せた装甲付乗用車の車列を
吹き飛ばした爆弾は、そんな超一流ホテルをも
いっしょに吹きとばしたのでした。
「ヨーロッパ」は、フェニキアの娘エウロパに
その名を由来しますが、ヨーロッパ文明は
フェニキア文明が土台になっています。
その直系にして、美しい国レバノンは、
絶えず大国の侵攻と煽動にさらされてきました。
今、このまま分裂して、中東を舞台とする新たな戦争の
火種となってしまうのか、異質な人々が心ひとつとなり
平和への道を歩むのか、剣ヶ峰の状況にあります。
一方、フェニキアの娘の一人、エリッサが建国した
カルタゴの子孫、チュニジアにおいて、フェースブックを
活用した一般の人々が政権を倒し、民衆主導の新しい
国を築こうとしています。 この嵐は、エジプトにも伝わり
30年続いた独裁政権の基盤をひっくり返しました。
ほんとうのこと、に気づき始めた一般の人々が
国家権力を倒してしまう、こうした動きが世界各地で
うねりを挙げて広がっており、やがては、イスラム諸国
のみならず、ロシア、中国、アメリカにも飛び火するでしょう。
日本は、なかなか世界で当たり前に飛び交っている情報が
入ってこない国ですが、世界の生の情報が当然のように
流入してくると、今まで常識とされてきた虚構が次々と
崩れていくでしょう。 医療も例外どころか、最たるものと
なるでしょう。 世界の医療の常識と日本の医療の常識が、
あまりにも違うのですから。