このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。
TOP > 恵方巻
2017.2.1.
今回は、このブログの数ある書き込みの中で
もっとも内容がないものかも
しれないことを最初にお断りしておきます。
やたらと目にし、耳にする
「恵方巻」
またどこぞの誰かが、海苔巻を売るのに
話をつくったんだろ、と、あまり相手に
していなかったのですが、よく、この
訳のわからん風習の由来を聞かれるのです。
なんで、私に聞くわけ?
いや、関西の人だから、と。
いえいえ、大阪の人なので
「かんさい」なんて言葉は使わないのだが。
関(せき)の西なんて、失礼な話があるか、と。
もっとも、おそらく自分たちが中央と思っていた
「西」の人が、関より東のことを関東と、
先に呼んだので、後から自分たちが関の西と
呼ばれて腹を立てるのは筋違いなのですが。
まあ、極東ほど酷い言い方ではありません。
高校野球も、近畿地区代表であって
関西代表なんて言いません。
残念ながら、関西六大学野球になってしまい
近畿大学はあっても、関西大学や関西学院大学が
できてしまいました。
近鉄は近畿日本電気鉄道であって、関西電鉄はありません。
ガスは大阪ガスなのに、電気は関西。
関東電力も関東ガスも、どちらもなし。
ちなみに、近畿も、中央からみた地方を指す
言い方です。 大阪や京などは、畿内。
畿内の周辺が近畿です。
ともかく、恵方巻など聞いたこともありませんでした。
奈良のどこかの村の風習という話を聞いて
まあ、そういうことはあるのかもしれないが
なんせ、奈良というと、大きな街もあるけど
未開の地もあるし。
自衛隊のレンジャー訓練するとこだし。
ナイフ一本で、あとなんにも持たずに
紀伊半島を南北に縦走、途中、蛇とかを
ナイフで捌いて食べるんだそうですが
火は使えないし、民間人に接触してはいけない、など
屈強なエリートの中のエリートが疲労骨折することも
あるという。。。
友達が普通科連隊(いわゆる歩兵さん)にいたのに
わざわざレンジャー部隊を志願し、それもかなり
特殊な部隊に入ったのですが、もちろん詳細は
喋ってはいけないので、こっちも細々は聞いてません。
ただ、訓練の概要の一部は、公開されています。
そーゆーとこなら、聞いたこともない風習が残っていても
さもありなん、という気もします。
ところが、どこかの店内放送で、
大阪、船場の風習という説明を聞いて
思わず、いや、それは嘘でしょう、作り話ですよ
聞いたことないですよ、と文句を言ってしまいました。
これでも船場言葉で育ったので。
「いや、なんでも、いとはんは、
ここらでは、恵方巻とかいうならわいが
昔からあるいうてはりますねんけど、
こいはんは、そんなん聞いたこともあらへんわ、と
まるでとりあいまへん、もう、どないなるやら
さっぱりわやですわ」 こんな感じ。
これで、がん免疫細胞療法の説明をすると
誰も、本気で、がん細胞を攻撃する意志があるとは
思わないでしょうから
こういう言葉は使いません。
で、一度も、この風習について聞いたこともなければ
それらしき、何かこう、共通項でもありそうなものも
まったく見聞したことはありません。
大阪のコンビニでは、筑波山の風習とか、適当に地域ごとに
いい加減に話を変えているんでしょうかね?
船場のコンビニでも、船場の風習とアナウンスしているのか?
国産ペットボトルウォーターのはしり、
「六甲のおいしい水」を東京で見た時は仰天しました。
六甲山の水は飲用禁止ですから。
行けばわかりますが、汚い水がところどころに溜まって
あぶくがたってます。あれを飲むのか、、、
お得意先だったハウス食品さんの担当の方に
なんであんなブランドにしたんですか、と聞いたら
いや、だから、当初は、大阪では売らなかったんですよ、と。
あれは関東向けのブランドでした、と。
もっとも、新幹線新神戸駅付近のトンネルの湧水なので
みなさんご存じの、匂い立つ六甲の水ではありませんよ
ということでした。
ただ、おかげで一つわかったことがあります。
自分だって、知らないものを聞いた時、
それも、自分は知らないものの説明を求められた時
そんなもん、でたらめに決まってるでしょう、
聞いたこともない、と反応したのですから
一般に免疫学の知識がない、がん標準治療医師が
免疫なんとかの治療を受けたいと、患者さんから
相談されたら、そんなもん、でたらめに決まってるでしょう、
効いたことはない、と反応するのも、まあ、
そういうもんか、と。
もちろん、患者治療選択の自由を侵してはいけないのですが
心理的には、そのような反応をしてしまうもの
なのかもしれないですね。
P.S.
なお、今回の書き込みは
恵方巻なるものが、実在するかしないかは
問題にしておりませんが、一応、
調べたところ、そういう風習が
実際にあるみたいですね。