このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。
TOP > 北朝鮮ICBM発射実験成功
2017.7.4.
米国独立記念日に合わせて
北朝鮮が、ICBM発射に成功という
ニュースを発表しました。
完全な挑発のメッセージです。
ICBMというのは
「大陸の間を超えて飛ぶ
最後は真っ直ぐ落ちてくる弾(たま)」
という意味ですが、
イスラエルからエジプトを狙って撃っても
大陸間とはいいません。
北極海を挟んで、北米大陸とユーラシア大陸の間で
互いに撃ちあうというイメージで、4~5千キロの
射程距離では、ICBMとは言いません。
4~5千キロ飛ぶクラスのものを
IRBM 中距離弾道弾 と呼んでますが
それは、NATO加盟諸国と
ワルシャワ条約機構加盟諸国が
ユーラシア大陸の中で互いに
相手方の主要都市や、密集する部隊を
壊滅する目的で開発されたものです。
この手のミサイルの開発にしのぎが削られた時代
米ソ冷戦を前提に、名前が決まっているのであって
北朝鮮と米国との関係でいえば、ICBMでも何でも
名前はどうでもいいことです。
米国主要都市や中心部まで届くのか
米本土にとにかく届くのか
ハワイ・グアムの軍事基地を攻撃できるのか
超高高度から、迎撃困難なスピードで
在日米軍基地を攻撃できるのか、
という区分になります。
実際に、米本土まで飛ばす実験に成功したわけでは
ありませんが、ハイアングルで高高度まで打ち上げる
ことで、浅い確度でうったら、お宅まで届きますよ、
ということを実験で示しました。
逆に、8000キロ飛ぶことができるミサイルを
真上に近い確度で打ち上げ、日本の上空に落下させると
誘導するのも大変になりますが、迎撃の難易度は
跳ね上がります。とんでもないスピードになるからです。
今回は、そこまで飛ぶわけではないようで
米本土を一応、攻撃できるであろう、と
いうことであって、どこでも攻撃できる
わけではありません。
なお、ICBMというのはミサイルのことであって
弾頭に核弾頭が積まれると「決まっている」
わけではありません。
大量の燃料を消耗する大型のミサイルを
何発か撃って、それで焼夷弾を搭載している
ということは考えにくいですが、
北朝鮮が核弾頭を完成させたと
確認されたわけではありません。
ストックホルムの国際平和研究所
(戦争の研究で有名なところです。
ここのレポートは欠かさず買ってました)
は、核弾頭を開発済との見解を発表していましたが
生物兵器や化学兵器は考え難いので
(高熱などに耐えられない)
核弾頭がついてくるのか、こないのか
決定的な違いがありますが、
状況が動いている時に
政治的な意図の介入しない
本当の情報を入手するのは困難です。
北朝鮮に、攻撃の真意があってもなくても
本当は誰が仕掛けているものであっても
戦争が動くときには兆候があり、今は
東アジアに、火種の中心があります。
こういう状況に、日本では、
学園問題と、魚の市場をどうするか
という話題が、政治の中心となっています。
そして、誰がどうみても、頼りない人が
防衛相、、、、、
米海軍イージス艦フィッツジェラルドが
衝突事故を起こした際、仲間がいるのを
承知で、防水区画を閉鎖し、7名の乗組員が
遺体でみつかりましたが、
「戦時でもないのに、そこまでやるのか」
というコメントもありました。
戦時ですよ、今は。
軍艦が戦力の保持を目的に
仲間を犠牲にする、それは
戦時下では当然のことです。
非人道的とかいっても
戦争は、どうやっても
非人道的なものであり
非常な原理で行動します。
では、今から宣戦布告します、そういう
時代ではないので。