このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
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TOP > 加計学園問題と巨人13連敗
2017.6.10.
加計学園問題と読売巨人13連敗の関連に
ついて、取沙汰する話がもれ伝わっています。
この手の話に、科学的根拠がどうのこうの
めくじら立ててもしょうがないですが
あながち。
関連あるかもなあ、、、 という気はします。
本当はどうか、それはわかりませんが
なぜ、そのような話がでてくるのか。
そこには世情を反映したものがある
と考えております。
加計学園問題は、
官邸の強引なやり口に
我慢ならない官僚が
刃を向けた、それも
前次官が抜刀したのですから
殿中では、かなりの一大事です。
官邸と蜜月なトップをいだく
とあるメディアが、官邸に刃向う
勇者を攻撃する記事を書いたり
御用達丸出しの質問をしたりするのに対し、
各界のジャーナリスト諸氏が
鋭い批判を浴びせてきました。
いくらなんでも横暴、やり過ぎだ、と。
このままでは、報道の自由は
消え失せるかもという危機感が
そうさせるのか、各地で、
官邸の意向に沿わない
火の手があがっています。
その上、官僚の勇気ある方々から
実名内部告発が続発し、さすがの
官邸側も、再調査を認めざるを
得なくなりました。
するととたんに、巨人が連敗脱出。。。
まあ、それは関係ないかもしれませんが。
このところ、これから真剣勝負の
スポーツの試合という時に、
苛立っているのか、首脳側から
訳の分からん訓示など、厭戦ムード満開の
雰囲気をつくられ、野球に集中できない
そういう事態が続いていたようです。
もちろん、この手の話です。
ほんとかどうか、それは、はなから
わかりようのないもの。
ただ、阪神ファンの私が、
今回の巨人連敗を
素直に喜べない、むしろ
現場の監督選手たちを
応援したくなったのは
おそらく人生初めてのことです。
さて、加計学園問題と野球の関連は
あってもなくても、世の中全体で
権力機構内部から、権力に対する
造反が活発化しているのは
まちがいないでしょう。
自分は権力側と思っていても
結局、「コマ」に過ぎず
上の都合で、ポイっと捨てられます。
その見返りがそれなりに用意されて
きたわけですが、権力強化が進むほど
権力機構の担い手の大半が、枝葉の
存在となっていきます。
という構造的な歪の増大もあるでしょう。
ただ、若手官僚が、官邸に刃を向ける
というのは、やはり、義に燃える若者が
増えてきたということでしょう。
スノーデン氏の事件は4年前の
一大ニュースでしたが、今、改めて
脚光を浴びているのは、今の社会全体の
気運に合致しているからでしょう。
レイプ被害の女性、詩織さんの
実名顔だし記者会見にしろ
たとえ、裏があってもなくても
黙らされてきた人々が、いい加減にしろ
と声を挙げ始めたことに他なりません。
米国では、上院諜報委員会が開催され
前FBI長官の証言が話題を集め
大統領による司法介入があったか否かが
審議される段取りが進んでいます。
上院諜報委員会自体が、謀略そのものの
歴史をもつものではありますが
ここが動くことで、場合によっては
大統領が交代する可能性さえあります。
ちなみに、上院の企業倫理を取り上げる部会の
チャーチ議員のオフィスに、偶然、間違って
後日、有名となった、ピーナッツとか、ピーシズとある
領収書が届けられてしまいます。 ここから
チャーチ委員会による、ロッキード社コーチャン氏の
証人喚問となり、こんな海外の委員会での証言だけで
一国の総理大臣の首が飛ぶ、という国としての主権が
存在しないことを印象付ける一大事件に発展していきました。
後に、インテリジェンス・コミュニティーに対する
監督権限を有する上院諜報委員会が常設化されます。
元々の趣旨は、米国の諜報機関の「やり過ぎ」を
規制するのが目的ですが、今回のような、諜報機関に
関する重要な問題は、一通り取扱い対象となります。
この委員会が影響力を行使できる組織は、
今回のFBIや、CIA、
何といっても、悪名高き最強の組織NSAや
軍の諜報機関などです。
米国の場合、国を挙げての選挙で大統領が選ばれ
核兵器使用の権限まで持つわけですが、大統領が
暗殺であれ、他の原因で死亡したのであれ、辞任であれ
副大統領が、大統領に昇進となります。
第二次大戦時、ルーズベルト大統領が、
沖縄戦の最中に亡くなり
はい、あんたがこれから大統領、
なので、原爆落とすの承認するんですよ、
とトルーマン大統領は突然
とんでもない責任を負わされました。
ニクソンショックの時もそうでしたが
選挙で選ばれてもいない人で、問題とされ
辞任された大統領の後任として、その大統領が
指名していた副大統領が、大統領に滑る。
かなり無理がありますが、核兵器使用権限を
有し、全軍の最高司令官である者の座に
空白があってはいけない
など、一応、理由はあります。
TEDでは、ジェームズライゼン氏による
リークもプレゼンテーマになりました。
米国が、イランに原爆の設計図を提供したことを
暴露した人物ですが、スノーデン氏のリークより
前から、様々なリークはありました。
イラクに対し、米国が、炭疽菌を大量培養する
装置を写真付きでリークしたNウィークの記事も
ありました。 つまり、イラクは、「大量破壊兵器を
保有していた。他ならぬ、米国が供給したものを
保有していた。」ということです。
こうしたリークは昔から数々、あったわけです。
それでも、スノーデン氏は、
諜報機関のかなりのエリートで
あったこと、瞬時に世界中の情報ネットワークから
データを収集するシステムを自らつくったこと
そして何より、極めて効果的にメディアへリーク
したことで、かなりのインパクトがあります。
もちろん、プーチン氏が、スノーデン氏の
モスクワ滞在を許すのは、何かの「メリット」が
ロシアなり、プーチン氏個人なりにあるからで
そこに裏がないはずはない、のですが
スノーデン氏のメッセージが、
多くの人々に、行動を起こす勇気を
与えているでしょう。
ちなみに、スノーデン氏は
何をみたのでしょうか。
リークに踏み切る直前
ハワイの地下基地に勤務していました。
ハワイは、光ファイバーの幹線網の
中継基地があり、世界の膨大な情報が
通る巨大なハブです。
全米の監視カメラのモニタリングは
ハワイで行われています。
情報ネットワークの中心地の一つにいて
隣の机の人の仕事を見る機会もありました。
そこでは、中東の普通の人が携帯電話で
話をし、携帯の位置情報の指示に基き
ドローンが放った誘導弾が、一瞬にして
標的の人物や、周辺のごく普通の女性や
子供ごと吹き飛ばします。
標的となっていた携帯電話をもっていた
人物が、真の標的であると確認できるのか
と問うスノーデン氏に、仲間は、確認できない、と
即答します。
こうした、中東では、半ば
日常的なレベルで頻発する爆破テロ。
その攻撃指示を、お隣のデスクの仲間が
やっていたわけです。