藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
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2017年08月10日

  

えとせとら

2017.8.10.

 

 

今日はポツダム宣言受諾を

日本が通知した日です。

 

といっても、10日の時点では、

国体護持等の条件付きです。

 

昨日、8月9日、ロシア大使館の前を

通ったら、ものすごい人だかりでした。

道路一車線を閉鎖して、宣伝カーが行進し

日ソ不可侵条約を無視して、日本に侵攻した

ロシア(旧ソ連)を非難するものでした。

元気そうなお兄さん方たちばかりと

思っていましたが、

女性もいらっしゃるんですね。

 

ソ連にしてみれば、満州に侵攻したことは

日本に文句言われる筋はない、日本とは別の

独立した国と、日本がそう言ってるではないか、

ということでしょうが

千島列島は、当時、ソ連が日本領と認めていた領土です。

 

 

ソ連といえば、戦車をもたないドイツに

戦車をプレゼントした国です。

1号戦車~4号戦車。

大戦後期になるまで、ドイツ軍主力戦車といえば

スターリンからの贈り物である4号戦車でした。

もちろん、スターリンからもらった当時は

短い砲身がチョコンと乗ったあんまり役に立たない代物で

ドイツはこれを、もっと使えるものに改造します。

 

ヴェルサイユ条約により

再軍備が禁止されていたドイツ軍

つまり、存在しないはずの「軍」に

恰好の訓練地を提供したのもスターリンでした。

コーカサス、グルジア。

そこはスターリンの生まれ故郷でもあり

アーリア民族発祥の地として

ドイツ指導者が絶対に占領することを

目論んでいた地でもありました。

 

グルジアで、農業用トラクターなんだ、と

称していたポンコツ戦車を並べて走らせ

上空からは、農薬を播くために使うんですと

大嘘をついて揃えたユンケルスJu87

スツーカ急降下爆撃機の大群が、次々に

突っ込んでくる、こういう訓練を重ね

来るべき、第二次大戦に備えていたのです。

 

そして、ドイツ諜報機関から、

スターリンさん、お宅の部下の中に

反乱分子がいるよ、と

教えられた通りに、ソ連上層部は、

血の大粛清を受けますが、エース級は

将軍も兵士もシベリアに集結させ

無事です。

 

さて、ドイツは予定通り、グルジア占領目指し

ソ連領へ侵攻します。

ソ連は、わざと旧式戦車ばかり投入し

徹底的に撤退を繰り返し、いわゆる

焦土作戦、国土を焦土と化しながら

敵を内部へひきずりこむ作戦にでます。

 

当時、日本の海軍は、開戦に突っ走ろうとしていました。

一方、東条英機を中心に、陸軍は、対米英欄の

開戦に反対していました。

ドイツが欧州で決定的勝利を得ることを

条件として海軍に譲歩した東条英機。

 

実際、ドイツ軍がソ連に連戦連勝の状況に

気を大きくし、ついに、対米英欄の開戦に同意します。

 

ドイツ戦争指導者に欧州と米国の資本家を紹介し

政権奪取の道筋をつけ、更に自ら日本に赴き

日本の青年将校に精神教育と称して

精神の骨抜きを画策したハウスホッファー卿。

その弟子ゾルゲは、日本陸軍が、対中、対露

二正面作戦を放棄し、満州駐留関東軍の精鋭を

南方資源地帯に転戦させることを見抜き

本国に報告していました。

シベリア正面の脅威は去った、と。

 

ドイツの圧倒的な勝利を前提に、開戦を決意した

日本が、もう戻れない最後の Dポイントを

第一機動部隊が通過、もう何があっても

日本の空母艦載機は、ハワイを空襲するという

ちょうど、そのタイミングで、

ソ連は、シベリア方面軍にいた

精鋭をモスクワ正面に投入

しかも、ドイツにプレゼントしたポンコツより

遥かに強力なT34戦車を大量投入して

ドイツ中央軍集団に壊滅的な打撃を与えます。

 

ゾルゲは、日本の海軍の暗号表を入手し、

米軍に送り、米軍は表紙の色にちなんで

パープルブックと呼んでいました。

単純な日本陸軍の暗号さえ、終戦時まで

解読できなかった米軍は、はるかに複雑な

日本海軍の暗号を解読することはできませんでした。

暗号表そのものを、ロシアからもらっていたのです。

 

ハワイ北方に米海軍艦艇はゼロ。

ソ連の警備艇が警戒する海域を

日本の機動部隊が進み、

ソ連の2隻がこれを発見しますが

米軍には通報しません。

 

 

こうして、ソ連の手のひらの上に転がされ

戦争に突っ込んでいった日本は

ソ連に講和の調停を頼むという

どこまでも人のよさを見せ

そして、仲介依頼の答えをもらいにいった

その場で、宣戦布告をつきつけられます。

 

日露戦争と、そして、日本人は意識していないのですが

シベリア出兵で散々、痛めつけられた日本に

ロシアは復讐を狙っていました。

 

 

こんな連中を相手にしている

ということをよーく考え

われわれはどう行動していくべきか。

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