藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2009年03月10日

  

がん

2009.3.10.
 
 
今日は、東京大空襲の日です。
犠牲者のご冥福をお祈りします。
 
 
さて、政府の方々と、混合診療問題について
意見交換させていただいたのですが、
 
「そもそも、どうして、混合診療がいけないんですか?」
と質問され、いや、それはこっちが聞きたい、と思いつつ、
一応、説明はさせていただきました。
 
結局、厚生労働省としては、健康保険の支出が増えることを
懸念している、という「観測」をしておられましたが、それは違うでしょう、と。
 
大体、合併症が次々に出る治療法を保険適用なんかするから、
予算が膨らむんです。 もう、財政破綻なんですから、日本も。
本気で、健康保険財政を考えるなら、合併症を生み、二次、三次の
治療費が発生するものは、とことん、見直すべき時でしょう。
 
 
末期大腸がん患者の医療費を調査した、
というある大学の統計では、
3年以内に、全患者が亡くなられ、
医療費は平均2000万円だったそうですが、
保険診療も、コストは凄いのです。 
これANK、1.5クールだったら、どうなっていたか。
保険本人の場合、個人負担額は同じ、かというと、
恐らく、ANKの方が安いでしょう。
他の治療費がかからないのですから。 
入院もいりません。 
末期のかなり悪性度の
高い進行がんで、散々、治療を受けた後だと、
ANK1.5クールでも足りないかもしれ
ませんが、少なくとも、3年後、
全員死亡にはならないでしょう。 
なお、記号で言って、申し訳ありませんが、QOLはANKの方がかなり
高くなるはずです。
 
健康保険という視点でみれば、保険診療は、
2000万円(マイナス保険本人なら600万円)
の費用負担で(高額医療費補助は除く)、
ANK療法の方は、負担ゼロです。
 
 
どっちが安いでしょうか?

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