2009.3.4.
新入社員の頃、いきなり、「偉い」がん研究の権威と
言われる方に挨拶させられました。
ほんと、大企業って、自分の実力関係なしに、いきなり、
権威とか、大統領とか、なんとか賞受賞者と会う羽目になるというのか、
機会を得られるというのか、で、とにかく、出たとこ勝負で、
その道の最高峰とされる人と、相手の専門分野について、
話をしなければならないのです。
何を言うのかと思えば、商社なんだから、アフリカへ行って、
末期がんのサンプルを沢山、取ってきてくれ、とのご要望でした。
??? 日本では、だめなんですか?
君、日本に末期がんなって、ないんだよ。
エッ?!?!?!
沢山、がんで亡くなる方がいらっしゃいますが、、、、???
あんなのは、早期がんだ。
治療の副作用で亡くなってるだけだ。
嘘だと思ったら、アフリカへ行って、
本物の末期がんを見て来い。
何にも治療していないから、
スクスク育った巨大で健康な末期がんが、
ゴロゴロ見つかるよ。
末期がんの研究をするのは、
先進国では無理なんだよ。
アフリカから新鮮な「がん」を運ぶのは不可能ではないものの
難しい、相当なコストになる、ということになり、
インドネシアで、死後のがん患者のサンプルなら集まる、
となったのですが、死体に関する宗教上の理由とかで、実行直前に
ストップがかかりました。 結局、宿題はやれませんでした。
がんにかかって、何も治療しなければ、どうなるのか。
白血病なら、あっとい間に、アウトでしょうが、
進行がジワジワというタイプなら、どうなるのでしょうか。
データはないのです。
病院に通うか、入院して、何も治療せずに、
どうなるか、じっと経過観測する、そういうことはまずないのです。
病院にこない患者さんは、探せばいくらでもいらっしゃるはずです。
保険診療受けたって、とても払えない人は、いくらでもいらっしゃるはずです。
ですが、こういう方がどうなっているのか、余程、組織的に調査しないと、
統計データにはなりませんし、ましてや、学会で、治療しないと
こうなる、というエビデンスを発表するのは、無理です。
どうせ、死ぬのである、と、がんになっても放置し、
やりたいことをやり抜いて、疼痛がでてきたら、流石に
モルヒネ位は使うか? そういう生き方をする人。
ANK療法のコストをよく計算し、お金を稼いで、
がん保険も診断給付タイプに加入しておき、
全力で働ける治療法以外は選択しない、
こういう生き方。
がんにかかったら、がんセンター。
東大病院、とにかく大きな病院。
どういう治療かは、白衣を着た先生にお任せ。
そういう生き方。
一つに固定せずに、どう組み合わせるか、
自分で治療をデザインする、そんな生き方。
私は、病気にならない工夫はしません。
また、なっても、それほど気にはしません。
花粉症ですから、水分補給に気をつけるぐらいの
ことはしますが、いちいち、注射をうつなど、
薬をのむなど、余計なことはしません。
何をするために生まれてきたのか、と、
健康に生きることだけを考えます。
たとえ病気になっても、やるべきことができたら
それでOKです。 実際、体中、古傷だらけで、
一切、スポーツはできませんが、
そんなことは、どうということはありません。
がんになったとしても、
社会活動から離れる考えはありません。
治療に専念する、という選択肢はないのです。
もちろん、ANK療法も選択肢の一つです。
リンパ球バンクの社長だから、
自動的にANK療法を受ける、
と決めているわけではありません。
間違いなく、選択肢の一つであり、
もちろん、ANK療法を最優先かつ、
中心に考えるでしょうが、
その時、治療費を払えなければ、
すぐには受けられないわけです。
コストも含め、ベストフォーメーションを考えます。
保険には入ってますし、保険のことを
人にも勧めてはいますが、保険に入れば安心、
というものではありません。
保険会社だって、どうなるか分からない
情勢なのですから。
もちろん、お金の問題だけとなれば、
資金調達は考えます。お金の問題が先に
あって、やるべきことをやらない、それは
避けます。
少なくとも、樹状細胞とか、がんワクチンとか、
どう考えても、理屈が合っていないものに興味はありません。
放射線や化学療法で、がんが治るような誤解・錯覚を
与えてきたことが罪なのではないでしょうか。
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