藤井真則のブログ

このブログはリンパ球バンク株式会社の社長時代に、会社社長ブログとして会社HP上に掲載されていたものです。ちょうど還暦を迎えるタイミングで社長の責を後任に譲り一時は閉鎖しておりましたが、再開を望まれる方もいらっしゃるため、別途個人ブログとして再掲載するものです。ANK療法という特定のがん治療に関しては、同法の普及のために設立されたリンパ球バンク株式会社のHPをご覧ください。
本ブログは、あまり標準的ではない特殊な治療の普及にあたり、「常識の壁」を破るために、特に分野は特定せずに書かれたものです。「常識とは、ある特定の組織・勢力の都合により強力に流布されて定着したからこそ、常識化した不真実であることが多い」という前提で書かれています。

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2010年04月28日

  

がん, 免疫

2010.4.27.
随分と間があいてしまいました。
一度、整理しますと、「ポリオウイルスは常在性」 つまり、人間だったら、ごく普通に、お腹の中にポリオウイルスが存在します。いくつか型があるのですが、殆どの型がみつかります。
但し、「日本は、殆どの国民がポリオ生ワクチンをのんでる」 世界で唯一、「奇行」を行っている国です。そのため、元々、お腹にいたのか、ワクチンによって口から入ってきたウイルスなのか、判別が難しいので、ヨーロッパの報告を基に、「常在性」と考えられています。
元々、体内に、ウイルスがいるんですから、ワクチンのんでもしょうがない、こういう常識的な考え方が通じないのが、
日本なのです。
「ポリオウイルスが原因で小児麻痺になるんだったら、 人類は全員、小児麻痺になるはず」なのです。
ポリオウイルスが外からやってきて感染するから小児麻痺になる、そういうイメージが広がってしまったのです。ですが、ウイルスは、普段から、お腹の中にいて、まず、そう滅多なことでは問題にならないのです。
第二次世界大戦後、世の中が不安定で精神的にも栄養的にも、大変、厳しい状況が続いた時期に、小児麻痺が大量発生します。 ところが、1960年頃には、概ね、発生は収まっています。1960年というと、私が生まれた年なのですが、所謂、国民所得倍増計画、高度経済成長が始まった年です。 消費は美徳とされ、環境破壊とエネルギーの大量消費が「正しいこと」として推進され、無駄な浪費こそ、経済を成長させる、それが経済学の成果とされました。 次々に、公害問題が噴出する中で、1970年には、「人類の進歩と調和」の祭典EXPO70が開催されます。 こういう時期ですから、決して、精神的に安定している、どころか、むしろ暴走している時期だったと考えますが、栄養面では、不足を通り越して、過多になっていった時期です。 もっとも、加工食品が増え、栄養の内容は悪化していきます。
小児麻痺が頻発していたころは、ニュースにもならず(他の病気も多かったのです)、ほぼ、おさまってから、たまに患者が出ると、大騒ぎします。 100年前のスペイン風邪の時にも流行したのと同じ型のウイルスを「新型インフル」と呼び、大騒ぎするようなものです。
緊急にワクチンが必要ということで、三菱商事が、ロシア製ワクチンを輸入し、その時いただいた感謝状を見せられながら、君も、こういう仕事をしていくんだ、と「教育」されました。
そして、1980年を最後に、国内ではポリオウイルスの自然感染はなくなっています。
ところが、1980年以降も、ワクチン由来の感染や、二次感染の発生が、続いています。 厚生労働省も、1980年以降、「国内での」ポリオウイルス感染症の原因は、全て、ワクチン由来であるという事実を認めています。
じゃ、なぜ、ワクチン続けるの? という素朴な疑問に対し、いやあ、海外ではまだ、自然発生もあるから、という回答がなされています。
世界からみれば、日本こそ、未だにワクチンを通じて、ウイルスをばら撒いている先進国の中では唯一の国なのです。 また、自然発生しているのは、貧困と飢餓に瀕した地域であって、日本とは事情が異なります。 日本でも失業して、食うに困る、という人が増えてきましたが、飢餓状況とは、困っている次元が違います。
生ワクチンは危険だから、という理由で、メディアが主導する世論は、不活化ワクチンの導入を求めています。
ここまでが、「常識的」な話
なんでもかんでも、ワクチンを、という風潮と、がんにまで、がんワクチン、というブームには、共通する「ムーブメント」が、関係しています。
次回以降、不活化ワクチンが、がん細胞の餌になる話を少しずつ、展開し、休日には、時事ネタで、ポーランド大統領専用機撃墜事件について、触れていこう、と考えております。

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