2017.9.12.



このところ、北朝鮮絡みで
やたらとメディアに登場する
米軍B−1Bランサー爆撃機。

B−1Bは非核化されたという報道が目につきます。
大手メディアの報道では、B−1Bを
戦略爆撃機と紹介し、核弾頭を搭載した巡航ミサイルを
運用できるとするものが多かったからでしょうが
いえいえ、核兵器は積めないんですよ、という
修正報道がかかっています。

核兵器を積めないという主張の方が概ね「正論」
なのですが、米軍は、人のいい日本人が正論と
思うようには行動しないのが常です。

米露間で締結された戦略核兵器削減条約によって
B−1Bは、核兵器の運用を中止したことに
なっていますが、実際には、運用しない予定に
なったから条約交渉ではB−1Bは核戦力に
カウントしない状態にすると「約束」したものです。
条約を無視するという強行手段もありますが
この条約は孔だらけですので、条約を破ることなく
その気になればB−1Bで核攻撃も可能です。


ところで、このヒコーキ、大量殺人の道具なのですが
皮肉にも見た目は大変、美しいフォルムです。
電波の反射効率を低くするため、というより
電波が飛んできた方向以外へ拡散する効率を
高めるフォルムを検証した結果
野生の鳥みたいな形になったのですが
全幅24メートル、高さ10メートルもある
巨体に正面からレーダーを当てても
1平方メートルよりも小さいものにしか
映りません。一人暮らし用の小さめの
冷蔵庫程度の大きさにしか見えないのです。

当初は、白物家電以上に真っ白な
艶々テカテカした塗装でしたので
ホワイトスワン(見た目に反して大変、
攻撃的で小さな鳥を威嚇したり
追い回す意地悪な鳥ですが、、、)
という風貌でした。

ニックネームは「死の白鳥」

今は、ブラックスワンではないものの
つや消し黒灰色ですが。


米軍が三沢基地にB52やB2ではなく
B−1Bを飛来させ
韓国軍や自衛隊機と共同演習を
繰り返させるのは
B−1Bは核兵器を搭載できなくしてあるので
北朝鮮や中国を刺激し過ぎないようにする
配慮である、というトーンが目につきます。


米軍がB1−Bで北朝鮮を威嚇する理由は一つ。

北朝鮮の政権幹部にとって、最大の脅威だからです。
米軍は相手が最も怖がるものでとことん威嚇しているのです。
ダントツの高性能機だからこそ脅威なのです。
もちろんそれぞれ特性があり、戦略核兵器を抱いたまま
長時間、安定して空に留まり続ける能力はB52が上
ステルス性においてはB2がベストです。


B1−Bの役割の前任者は
FB111戦闘爆撃機アードバーグでした。
超低空で侵攻し、大量の爆弾の雨を降らす
FB111は、ベトナム空爆や湾岸戦争時の
精密爆撃の主役でした。
湾岸戦争の際にCNNに映っていた
一発で目標に命中する精密誘導爆撃の
ほとんどがFB111によるものです。
F15やF16、トーネードやミラージュ等の
各国主力戦闘機が集合しましたが
無誘導爆弾をばら撒くやり方でしたので
こちらは意図的にTVに映しませんでした。

FB111は、高度60メートルという
超低空で侵攻するため
レーダーには探知されにくく
対空ミサイルも対応できず
迎撃戦闘機にとっても
激しい機動を行うには危険な高度です。
地形追随レーダーによって障害物を自動的に
避けて超音速に近いスピードで飛び続けるFB111。
まともにおいつける戦闘機はいませんでした。
迎撃する側にとって一番やりにくのは
「超低空」&「高速」です。
ベトナム戦争では、米軍は11000機を
失いました。 
半分以上がヘリですが
精密爆撃の主役FB111の損害は10機程度でした。
一方、少し早い時期に主役だった
超ではなく「低めの高度」しか飛べない
F105サンダーチーフは
400機近くが失われました。

FB111の特徴を活かした作戦に
リビアへの精密爆撃があります。
英国の基地から出撃し、わざわざイベリア半島を廻りこんで
地中海を横切り、およそ1万キロの飛行コースを飛びながら
目標であったリビアのカダフィ大佐を狙って精密爆撃を
行いました。
目標の建物は完全に破壊され
影武者のカダフィ大佐の弟さんが亡くなられました。

FB111は、そういう使い方をするには最高の
機体でしたが、B−1Bの能力は遥かに優れています。
12メートルの超超低空を他の追随を全く許さない
超音速で飛び続け、爆弾搭載量は最大で60トン。
他に比較するもののない圧倒的な精密爆撃の担い手です。

そこが北朝鮮首脳が最も恐れるところの所以です。
対空警戒網をかいくぐって突然、権力者の拠点を
吹き飛ばすには最も適した機体、
それがB−1Bランサーなのです。


さて、B−1Bは戦略核兵器削減条約によって
核兵器を使えなく「細工」をされました。
ただですね、戦略核兵器削減条約という名称自体が
欺瞞に満ちたものです。
実際には老朽化や、必要性が薄れた等の理由で
元々、廃棄予定だった以上に一発たりとも
削減する意志はないことを確認したような
内容になっています。
自然減を後追いしているだけで
積極的に減らす意図などありません。
また、米軍が積極的に開発、増強中の
核兵器は、「非戦略核」として
規制対象外になっています。
こんなものを締結して、直後にオバマ大統領が
ノーベル平和賞を受賞するという茶番劇がありました。
条約の相手方で、交渉責任者のメドベージェフ氏は
受賞しなかったのですから、
今ここで条約の茶番な内容詳細について解説しなくても
如何に茶番かは、誰でもすぐに分かることです。

(条約の締結は受賞後です。包括的枠組み合意の声明を
 発表した直後に受賞が発表されました。)


ノーベル平和賞受賞者のミッションは
低濃縮ウランの国際的な一元管理機構の構築
つまり、イランが独自に軽水炉で使用する
原発燃料を確保しようとするのを阻止し、
従来通り、莫大な利益をもたらす
原発燃料供給ビジネスを米国企業が独占し続けるようにする
というもので、イランは核武装をする悪い国だという
印象操作が盛んにおこなわれていた時でした。
そこで「良い子のオバマ」を強調するノーベル平和賞。
イランにしてみれば、世界で唯一、
実際に核兵器を普通の人々が暮らす
都市に対して使用した国に
核武装する悪い奴だなどと言われたくないでしょうが。

戦略核兵器削減条約は、実態は無意味なものとしても
一応、戦略核兵器の上限を設定してはあります。
ところが、非戦略核兵器については制限なしです。
戦略核兵器は何かと言うと、射程5500キロ以上の
核兵器です。
巨大な核兵器でも射程が4000キロ「しか」なければ
非戦略核兵器とみなしました。
戦略核兵器を運搬するものにも機数制限があり
上限700機です。
これは、ICBMや潜水艦発射のSLBM、
これに戦略爆撃機を合わせた数です。

B−1Bランサー62機については
核弾頭付巡航ミサイルの
搭載装置を機能しない状態にすると
「約束」しました。
米ソ冷戦時代から、両国は互いの
装備を実地で点検し合う相互監視を
行ってきたので、この「約束」も
ロシアが検分することで確認されます。

ところが、米軍が開発を継続し、増強中の
B−61型核爆弾については、搭載できるままです。
核兵器の使用には何重もの安全システムがかかっています。
たとえば、使用前には安全ロックを解除するコードを
直接、弾頭に入力しないといけないのですが
その入力用ケーブルを「はずしてある」としています。

また繋げば使えるということですが、コード入力装置は
アタッシュケース一つに納まるので、
かばん一個もちこめば、直ちに使えるということです。

B52戦略爆撃機は対水上艦攻撃用の
通常弾搭載巡航ミサイル(地上攻撃もできますが)を
大量に搭載する仕様へ暫時変換中です。
武装交換したB52は戦略爆撃機とは呼ばれません。
現在、62機が就役中です。

B2戦略爆撃機20機はそのまんま戦略爆撃機。

つまりB52の改装が進んでいけば
そのままB−1Bを再度核武装させても
条約違反にはならないのです。
ICBMやSLBMの自然減による
削減が進んだ場合でも
同じことが可能です。

なお、核弾頭搭載型の巡航ミサイルは
全廃になりましたので、B−1Bにも当然
搭載される可能性はありません。
これは事前に決まっていたことなので
だからこそ米軍は、B−1Bの巡航ミサイル
搭載用ポッド(懸架装置)を使用不能な
状態にしたのです。

戦略核兵器削減条約は
「戦略」核兵器を削減する条約と銘打っており
実際に非戦略核兵器とか戦術核兵器と
呼ばれるものには何の規制もなく
これらはB−1B爆撃機をはじめ、
ほとんどの戦闘機が搭載可能です。
F15やF16でも搭載できるので
先ほどのICBMも含めた数で
700機が上限ですから
もし、戦術核兵器を搭載できる飛行機の数まで
含めてしまうと、1機種だけで制限オーバーです。

特にB−61シリーズは今も開発が続いており
新鋭機のF35にも搭載される予定です。
米軍は着々と核戦力を増強しており
もう必要性が薄れてきた従来型の核兵器を
減るに任せながら、削減条約で規制をかける
茶番をロシアと共演しているわけです。

三沢基地を出撃したF16戦闘機が
イラクを空爆していました。
空中給油を受ければこんなことは
当たり前にできる時代
大量の「非戦略核」を搭載した
多数の米軍戦闘機が地球の裏側から
核攻撃をかけられるのに
こういうものは非戦略核に該当し
日々、増強されているのです。

非戦略核兵器は「小さい」のかというと
B−1Bが搭載可能なB−61型
戦術核爆弾の破壊力は
最大で広島型原爆の20倍以上の破壊力があり
これを「小型」と呼ぶのは絶対をつけても
却下! とこみあげてくるものがあります。
しかも16発搭載可能ですので、単純計算で
300倍以上の破壊力ということになります。



北朝鮮が目の敵にする
このヒコーキ、開発が始まったのは
私が幼稚園にいたころ。

東京オリンピックが開催され
それに合わせて、名神高速や首都高などが
開通しはじめ、純天然色テレビ【カラーテレビ】が
一般家庭にポツリポツリと入り始めたころ、です。

ニュース番組の字幕のバックが青色なのをみて
人々が感動し、新聞のテレビ番組欄に【カラー】と
書いてある、つまりこの番組は何と色がついているんですよ!
と、宣伝されているのを見ては、近所でカラーテレビを
もっている家に、集まり、色をみただけで
幸せだった時代です。

こんな時代に、高度12メートルという信じがたい
超低空を、超音速で飛び続け、それも昼夜を問わず。
仕様上は、60トンぐらい、実用上でも40トン以上の
爆弾を搭載する巨人爆撃機の開発がスタートしたのです。

初飛行は、中学の頃。

スターウォーズとかいう映画がくるぞ、と
シネラマスクリーンを観にいき、いきなり登場する
宇宙船の映像に、「お、、、 おっきい、、、、、 」と
会場全体が息を吞んでいたころです。

尾部には、後方から追尾してくる敵の戦闘機や
ミサイルを迎撃するレーザービーム砲が搭載され
まさにスターウォーズを地でいく未来的な爆撃機だったの
ですが、高度12メートルを超音速で迎撃できる
戦闘機は存在せず、ミサイルでもそれは無理なので
全く意味がないものでした。

(結局、電力を食う割には大した出力にならないので
 レーザービーム砲は実験だけで終わりました。)

今では電子戦用のポッドを装着しており
ほとんどの対空レーダーを無力化でき
赤外線追尾ミサイルがくれば、眩い熱源を
数百発ばらまき、ミサイルの目をくらませます。
もっとも、高度12メートルでの
ミサイルによる自動追尾は非常に困難です。


科学技術の進歩は日進月歩とよく言われます。

学生のころ使っていた研究者御用達ティッシュペーパー
「キムワイプ」が、箱の色が一色増えた以外は
今も全くそのまま使われ、他の道具類もほぼ変わらない現状を
思い浮かべながら、そんなに進歩はしないけど、、、と
常々、感じております。

20年ほどの間、米軍の軍事技術を民間転用する
プロジェクトを担当し、普通はお目にかかれないものを
散々、観てきましたし、ほんまに本気なんや、、、と
驚愕しながら、人類火星移住計画の仕事にもかかわって
きましたが、科学技術というものは、結構、昔から
一通りそろっており、そんなに新しいものが突然
でてくることはない、というイメージをもっております。
少なくともこの何十年かは。
で、ある時、一気に爆発的に新しいものが
生まれてくるのでしょう、、、、

もちろん、AIなんかは、原理的には昔からあっても
最近のものは、危険レベルに進歩していますし
ある部分が、急速に進歩することは最近でもあります。
改良のスピードを跳ね上げる、ということは
よくあるなあ、という印象です。


で、B-1B ランサー

全長45メートル
全幅24メートル

こんな大きさのものが、高度12メートルで
飛んでくるとどうなるか。
ヒコーキの高さ自体は10メートルほどです。

三階建ての建物の屋根にはぶつかってしまいます。

どうするのかというと、少し高度を上げて飛び越えるのです。
もちろん、機首のセンサーが高いものを認識すると
自動操縦で回避します。
急旋回はできません。たちどころに翼端が木や地面に
ひっかかります。

操縦席の高さはビルの4階くらいですから
その高さで、マッハおよそ0コンマ1
時速120キロで街中を
ブッ飛ばす光景をご想像ください。
B−1Bは、それより10倍以上のスピードで
1万キロ以上も飛び続けるのです。

これだけの高性能機は他に存在しません。

実際の飛行に際しては、事前に全飛行コースの
三次元マップを用意し、飛びやすい地形を
選別して必要に応じてクネクネとした航路を取ります。
突然、鉄塔を建てられ送電線を引っ張られたりしたら
ぶつかりますから地形の探索は慎重かつ直前の
チェックも重要です。
事前にインプットされた地形データを照合しながら
地形追随レーダーによって、現実の目の前の地形を
確認し、障害を避けて飛行します。


なお、B2はステルス性を追求したのであって
スピードは全然、音速に届きませんし
こんな超低空飛行は想定しておらず
爆弾搭載量もB−1Bの3分の1です。

値段は、B−1B 1機300億円
B2は 1機2000億円 也


超音速を持続できる航空機はほとんど
存在しません。ましてや超低空となると
なおさらです。 
超音速で飛び続けられる特殊な戦闘機としては
F22Aラプターがいますが、爆弾搭載量は
F15や、F16等よりもはるかに少なく
結局、あまり役にたたんという評判です。


英連邦軍側呼称「フォークランド沖の戦い」において
英連邦の空軍のハリアー戦闘機は、高度200メートルや
更に低い100メートルで地上攻撃をかけました。
高度3〜4百メートルに「ひょっこり頭をあげる」と
アルゼンチン軍の歩兵が肩に担いで撃ってくる
対空ミサイルの餌食になります。
わずかな操縦の狂いが墜落に直結する
超低空飛行は大変なストレスだそうですが
対空ミサイルにやられるよりはましなので
競って超低空で飛んだそうです。
ところが、海軍航空隊のハリアー戦闘機の
パイロットと超低空について語り合っても
話が通じません。
ある時、超低空とはどれほど低い高度のことを
言ってるのか、空軍パイロットが一発で理解する
できごとがありました。
帰還した海軍のハリアーが町で普通にみかける
電線をひっかけたまま着艦したのです。
電信柱の間に張ってあるやつです。
日ごろ、対空レーダーと対空火器をハリネズミのように
装備する戦闘艦への攻撃を想定する海軍航空隊にとって
撃墜されないための高度といえば海面スレスレの
数メートル以下だったのです。

アルゼンチン空軍機も、高度300メートル以上で
飛んでいたものは直ちに対空ミサイルでやられてしまいました。
海軍航空隊のスカイホーク隊は、高度数メートル以下で
対空網を潜り抜け、次々に英連邦軍艦艇に爆弾を命中させます。
9割以上が不発弾でしたがそれでも大きな被害がでました。
帰還したアルゼンチンのパイロットは
唯一の信頼できる情報筋である
BBC放送を聞いて戦果を確認します。
英連邦軍はBBCにも徹底して箝口令を敷き
不発弾の命中数の多さについては、
アルゼンチンは最後まで気付きませんでした。
もし、信管の調整を適切に行っていれば、
英連邦艦隊は壊滅的な損害を
出していた可能性があります。

対空網をくぐる基本は
昔も今も「超低空」を「高速」で、です。

B−1Bは、平な面が続く海面ではなく
地面の上を高度12メートルでぶっ飛ぶので
今日の対空迎撃システムのほとんどは対応できないのです。

機関銃などをバリバリ撃ってきたらどうなるのか。

実際、フォークランド沖の戦いに出撃したハリアー戦闘機は
穴ぼこだらけで帰還することが珍しくありませんでした。
銃を持った歩兵が空を飛ぶ敵機をみれば、とりあえず
撃ちます。対空兵器でなくても数を撃てば当たることも
あります。 そこで英連邦軍は、応急修理と称し
アルミテープを張って孔を塞いで、再度、出撃していきました。

B−1Bは、アルミテープは積んでないと思います。

当然、新月など明かりの乏しい夜中に侵入します。
月のでない夜は北朝鮮の首脳は
特に枕を高くできないのです。
音は聞こえません。
超音速ですから、ヒコーキの方が
音より先にやってきます。 
上空を通過されたら
迎撃どころではありません。
衝撃波とジェット後流により
無傷ではすみません。
電気で走る新幹線がホームのすぐ
目の前を通過するとそれなりの迫力ですが、
ジェットエンジンを噴きながら
新幹線の6倍のスピードですっ飛んでいくのです。
真上でない場合、斜めから狙うのは
もっと難しいです。
歩兵がもっている程度の銃では
B−1Bのスピードと比べ
多少、速い程度で弾が飛んでいくので
機体の遥か前方の未来位置へ向けて狙うことになります。

北朝鮮は電気がほとんどないので夜は真っ暗ですが
たまたま明かりがあったとしても、地平線の上に
B−1Bの垂直尾翼の先端がチラリと見えてから
上空を通過するまで10秒少しです。
機体全体が見えてから通過するまで数秒以下。
機銃の有効射程内を飛んでいる時間は、1秒ありません。
来るとわかっていても狙って撃てるものではありませんが
来るときはいきなり来るのです。どこを飛んでくるかも
わかりません。 

当然、対空陣地のあるところは
事前に避けてきますので、たまたま一般の歩兵の
上を通過した時だけ
迎撃のチャンスがあるということになります。

さて、B―61シリーズの核爆弾は現在も様々な
バリエーションが開発中です。
北朝鮮首脳が最も怖っていたのは、
B―61−11型
地中貫通型可変エネルギー弾といいます。
地中深く潜りこんだ核爆弾が
爆撃機が安全な位置まで
飛び去った後、核爆発を起こし
どれほど堅牢につくった
地下要塞であっても粉砕します。

投下の際には少し高度を取るので
迎撃されやすくはなりますが
一瞬のことです。

B−61−11型は
0. 3キロトンから170キロトンまで
爆発力を都度、変更できます。
確実に目標を破壊し、かつ、不必要な
核爆発は回避し、地下密かに爆発させるので
もちろん地震波などで核爆弾の使用はばれますが
大気中に拡散する放射性物質の量は、地表や
空中で爆発させるよりもはるかに少なくなるので
「地球環境にやさしい使いやすい人道的核兵器」
などとぬかす人もいます。

今や、核兵器の開発は破壊力を高めるのではなく
「使いやすい」(使うな!!!)ことを目標に
「改善」が行われ、
その最高の使い手がB−1B死の白鳥なのです。

なお、B−61−11型にGPS誘導システムを
装着したB−61−12型も実戦配備が決まりました。

更に精度が増すことになります。

もっとも、核弾頭を装着していなくても
50〜60メートルの厚さのコンクリートを
貫通し、地下要塞を粉砕するブンカ―バスター
というものもあります。 

B−1Bが核兵器を使う気になれば使える
ということであって、当然、北朝鮮の首脳を
狙う際には、最適な兵器を選択することに
なります。