2017.4.3.



コレステロールの食べ過ぎを
気にする必要はありません。

むしろ、コレステロールを気にして
植物性だから体にいい、などとやっていると
その方が問題です。

  ちなみに私は、成分表示に「植物油脂」と
  書いてあれば、原則、口にしません。
  中身が何か知ってるからですが
  それはまたの機会に。


とはいえ、コレステロールが多いか
少ないかに関係なく、油の取り過ぎは
有害ですから、要するに、ごく当たり前に
普通に食べればいいことであって
コレステロール云々は
忘れればいい、ということです。




「体にいい」

「体に悪い」


これまず、「作り話」を作るための
土台にある「作り話」です。


セレンやヒ素は猛毒ですが
不足すると病気になります。

どんなものでも不足するとよろしくなく
余ると、あまりよろしくない。

コレステロールがいい、とか悪いとか
そういう言い方自体が問題です。


では、一日何グラム取るのが体にいいのか、
何グラム以上とると、体に悪いのか。

次なる作り話の仕掛けが待っているわけです。

不足していればとればいいし、余っていれば
しばらくとらないでおく。

毎日、決まった「正しい」量を取りつづけるのが
いいわけないですね。


すべては体の状態で、要求量が決まってくるわけで
自分の体の状態を無視して、これは何グラム食べるのが
正しいんだ! と信じて食べ続ければ、病気になるかも
しれません。

体の状態、命の要求に合っているかどうかが要です。

個人差もありますが、一人の人間でも、その時々によって
何をどれだけとればいいのか、なんて、常時、変化する
わけで、「自分で分かる」しかない、ということです。

そんなの分かるのか、って、野生動物は明らかに分かっていますね。

たとえば。

動物や昆虫も食べるサルはソーダ灰など、見向きもしませんが
植物しか食べないサルは、カリウム過多になります。
すると、必死にソーダ灰を探し、ペロペロ舐めています。
つまりナトリウムを体にとりこみ、カリウムとバランスさせるのです。
そこには、外敵も集まり、ソーダ灰を舐めに来る草食動物を
狙う肉食動物が待ち伏せしていることもあります。
頻繁に通うと「食われる」危険があり、
全くいかないと、カリウム過多で生きていけなくなります。
そこは無駄なく、適切に摂取するよう、文字通り
命を懸けて、舐めにきます。

体は、何を求めているのか、信号を発しています。

他人に教えられて覚えたこと、
知っていることで
体をコントロールしようとすると、
体の信号がわからなくなります。
そんなことを日々やっていると、
食べ過ぎたり、必要なものが
不足したり、
野生動物ではありえないような、
異常な体型になり、
異常に病気が多い、
それが現代人の実態です。



さて、では、コレステロールを採り過ぎたり
よく言われるLDLが高いと、実際に問題なのでしょうか。


おそらく、それ自体が問題なのではない、のです。

おそらく、がつくのは、血液中の中性脂肪値が高い場合
実際に、健康被害があることは昔からよく知られています。

コレステロールを大量にとる、とか、LDLが極端に高い
という場合、中性脂肪も油であり、コレステロールと一緒に
食べていたり、LDLの成分でもありますから
あんまり極端な場合、中性脂肪も余り過ぎていて
問題を生じる可能性があります。

簡単に言うと、油を大量に食べる人は、
そこにコレステロールがあるなしということではなく
中性脂肪の採り過ぎとなるリスクが高くなるので
結局、「食べ過ぎはよくない」という当たり前の
範囲の問題を抱えている可能性があります。

もちろん、炭水化物であれ、タンパク質であれ
過剰摂取分は、「油」に変換されて、「備蓄」
されますから、何を食べ過ぎても、食べ過ぎれば
油の過多になる、ということです。

これに、インスリン誘導とか、いろいろ話が
広がるとわからなくなりますので
まずは、「総量」の問題は、常にある
ということでうちどめしておきます。


で、コレステロールそのもはどうか。

おそらく、食品に含まれているコレステロールなど
体内で合成されるコレステロールに
比べれば無視できる量なんだ、と
考えられています。

これ、実際に正確に測定することはできません。
一応、米国では、「人間」の成分の分析を本当に
やってきたのですが、まともな研究とは言い難い、、、
あの国、なんでもやるので、とんでもないデータが
あるわけですが、、、、、 

もちろん、マウスやラットなら、どれだけ食べさせた
それが、どれ位の時間の間に、どこにいったか、
体内で合成されたものはどれくらいか、
「すり潰したり」して
測定されています。 

体の中のことは正確にはわからないので
「おそらく」コレステロールは体内合成が大半を占め
食事は関係なし、ということでしょう。


では、コレステロールは、
体内で何をやっているのでしょうか。

よくホルモンの原料になる、と言われますが、
それはその通りとして、何といっても、
コレステロールの機能と
言えば、

「私たちの体をつくること」 です。

わたしたちは、細胞が集まってできています。
細胞以外の構造もありますが、
それらは細胞が作り出すもの。
細胞は、膜で包まれ、
その細胞膜が、細胞の内と外を分けています。

コレステロールは、細胞膜の材料として欠かせません。


細胞といえば、細胞膜です。

細胞膜は、ただの「皮」ではありません。


弾力や強度といった、構造物としての特性も重要ですが
細胞膜には、分子ポンプや、センサー、分子信号の伝達やら
電気信号の伝達、他にも、細胞同士やウイルスなどの相互認識
他の細胞に輸送する装置(細胞間連絡といいます)、更には
細胞の内外は、超々コヒーレントというのですが石英より
性能が高い、信号が減衰しない光ファイバー網があり、
細胞膜には、この光ファイバー網の制御装置もあれば
細胞間の光通信コネクターもあります。
細胞膜からは、細胞骨格というのですが、チューブや繊維などが
多種大量に繰り出しており、細胞内の物質輸送や
細胞の「モード」変換の制御に関与しています。
ミオシンやアクチンといった、要するに筋肉繊維も
伸びています。つまり、細胞膜からは微細な筋肉が
伸びているのです。
細胞膜は、ある種の分子コンピューターでもあり
複雑な信号処理を行っています。

デジタル情報で処理できる遺伝子ばかりに研究者が
集まりますが、細胞膜ははるかに複雑でダイナミックで
かつ重要です。

遺伝子を構成するDNA鎖は簡単に試験管内で合成できます。

細胞膜を人工的につくることはできません。
細胞膜は複雑すぎ、細胞膜からつくることしかできません。


非常に重要な細胞膜。

この特性を決定するものの一つが、コレステロールです。
足りないと、強度不足となり、
生命活動を維持できなくなります。
多すぎると、細胞膜の柔軟性が損なわれ、
これまた生命活動の維持に
支障がでます。

細胞膜の成分の多くは、細胞内でも合成可能であり、
コレステロールも合成されています。

よく言われるオメガ=3脂肪酸というのは、
なるほど、体内ではほとんど合成されない
(ということになっています)ので
採らないといけない、ということです。

コレステロールはあまりに基本的な物質であり
必要に応じて、体内で合成されます。

食べたとか、食べないとか、関係ないのです。


じゃ、なんで、オメガ=3脂肪酸は必要なのに
体内で合成されないのか、、、、???